ゆるふわ生物学文化祭に関する謝罪

10/15のゆるふわ生物学文化祭についてのブログ、2本目となります。

今回は謝罪です。

 

まずは、同じくイベントに参加されたNaKIGOTOさんのブログを紹介します。

note.com

簡潔に書かれていて、とても読みやすいブログです。

NaKIGOTOさんとは同じ午前の部でした。このブログに

ルール破ってる人いた、運営側も注意しなかったカメラ持ってくんな!!!!!!!!!!!

(中略)

普通に一眼持ってきて撮影してる参加者いて本当にビビった。 本人に「てかカメラ持ってきてよかったんですね。注意事項に書いてあったからてっきり…」と言ったら、 「そうなんですか? 見てなかったです」とのこと。 やばすぎ。

とあります。この注意事項を読まず、会場内で撮影していた参加者というのが自分です。

注意事項を事前に読まず撮影機材を持っていったこと、主催者の皆様に撮影許可の確認をとらず撮影をしていたことを心より反省し、謝罪いたします。

最近はスマートフォンでも気軽に撮影ができ、自分のように一眼カメラを持つ一般人もおり、いつでも、だれでも撮影できる時代です。一方、写真の撮影は人のプライバシーを侵害するなど、加害行為になりえます。写真撮影を趣味とするものとして、事前に撮影ができるか、またインターネットへのアップロードがどこまで許されるか等、厳重に確認をするべきです。

今回私はそうした確認を怠り、会場内での撮影をしてしまったことを強く反省しております。参加前にインターネット上にアップされていた注意事項を読むこと、あるいはもし読んでいなかったとしても、当日運営側の皆様に一言声をかけ、撮影してもよいか質問するべきでした。

どうかこれを読んでいる皆様におかれましても、このようなトラブルを起こさないよう、私を反面教師として、ご注意いただければ幸いです。

 

先日、千葉県立中央博物館で開催された講演会にてこんなことがありました。開始前、撮影許可についての注意がなかったものの、講演中に画面を撮影する参加者がちらほらいたようで、講演会の途中で司会者が「スライドを撮影されている方がいらっしゃるようですが、この講演会は撮影禁止です」と訴える場面がありました。(なお、この時は私は撮影していませんでした)

もし撮影可能か分からない場合は極力撮影をしない、また、撮影したいとしても、いきなり撮るのではなく、運営の方に許可を取って判断することが最低限のマナーかと思います。

 

さて、そんな無遠慮な参加者である私に対し、運営の皆様から特に注意などがありませんでした。NaKIGOTOさんもおっしゃっていますが、事前に撮影禁止のルールを公開しているにもかかわらず、ルールを守らない参加者がいたら、どうか運営の方には注意していただきたいとお思います。

 

今回私が特に注意を受けなかったのはなぜなのでしょうか。

まず、事実の確認として

「事前にネットに上がっていた注意事項で撮影禁止と提示されていた」

「終始一眼カメラで撮影していた自分が特に注意を受けなかった」

の2点です。なお、コソコソ隠れて撮っていたわけではないので、運営の方が気づかなかったということはありえないです。

また、自分以外にもSNS上に会場内で撮影したと思われるアンモナイト等の画像が上がっていることから、一部の他の方も撮影をし、特に注意を受けていないように思われます。

この考えは、あまりにも私にとって都合のいいものではあるのですが、事前に上がっていた注意事項とは異なり、当日の会場では撮影禁止ではなかったのではないでしょうか。

なんらかの理由で、注意事項では撮影禁止と記載されたが、当日は何らかの理由で、撮影が許された。では何らかの理由とは何か。

1:当日、本当は禁止だったが、撮影する参加者を注意しなかった

撮影禁止だったが、「空気を壊したくない」みたいなやさしさで注意しなかったということです。

あと、私があまりにも堂々とカメラ出して撮影していたので、運営の方々も「あれ、撮影OKなんだっけ?」と思わせてしまった可能性もあります。

2:注意事項に撮影禁止と書いていたが、当日撮影を禁止するつもりはなかった

事前の注意事項と、当日の運営の皆様の考えが異なっていたということです。

たとえば、注意事項はKADOKAWAのイベントの決まりとして、撮影禁止であることをアップすることになっていた。あるいは、注意事項を提示する時点では撮影可能か未定だったため撮影禁止とした、といった理由で禁止事項に撮影禁止と掲載したものの、いざ当日には撮影禁止にしようと思っていなかった、という流れです。

あとこれは自分がよくやるミスなのですが、勤務先で文書の作成ややり取りをするときに、事前にあった類似の事例をコピー&ペーストして利用することがあり、たまに不要な情報まで多めに張り付けてしまうことがあります。もっとも、KADOKAWAの皆様はしっかりと準備されていたので、他のイベントの情報をコピペしてそのまま掲載してしまった、というミスではないと思います。

 

当日撮影をとがめられなかった理由は分かりませんが、その理由を問わず、今回の件に関しては、確認を怠って撮影してしまった私の責任です。

しっかりと注意事項を確認したうえでご参加されたにもかかわらず、私の行為によってご迷惑をかけてしまったNaKIGOTOさん、またイベントを運営されたゆるふわ生物学の皆様ならびにKADOKAWAの皆様に深く謝罪します。

再度申し上げますが、事前に公開されている注意事項を読んで把握すること、また読んでいなかったとしても、当日運営の皆様に撮影可能かを確認すること、いずれか片方でもしていれば防ぐことができたトラブルです。写真撮影を愛するものとして、撮影という行為が人に迷惑をかけることがあってはならないと感じています。今後はこのようなトラブルがないよう、注意してまいります。

なお、すでに投稿したTwitterならびに当ブログにて会場内の種、骨、化石等の写真をアップしております。Twitterが10月22日のゆるふわ生物学の配信で取り上げられ、特に撮影許可に関する話がなかったこと、また特定の人物の顔が写っておらず、人物の写真はさこっちさんのウーパールーパー帽子の頭頂部のみとなっており客やスタッフを特定できるものはないといった理由から、現時点では問題がないと判断し残しております。しかし公式からの撮影禁止に関する言及があり次第、ただちに削除する所存です。

【ゆるふわ生物学文化祭】参加レポ!!

こんにちワダツミザクラ

ゆるふわ生物学ファン、コメント類が一匹、二枚貝ホタテです。

生物学ガチ勢がゲーム配信などの活動をする、ゆるふわ生物学。過去にもこのブログで何度か紹介しましたが、詳しい解説はご本尊のサイトをご覧ください。

ゆるふわ生物学

そんなゆるふわ生物学が7月21日に上梓した

『ナゾとき「進化論」 クイズで読みとく生物のふしぎ』

は、生き物の進化について大変分かりやすく、それでいて「え!?そんな深い内容まで網羅してるの?」と思わされる本でした。あぁ、この本の感想もブログで書きたい。でもほかに3本も書きかけで終わってるブログが。。。

さて、この本の発売記念イベント、通称「ゆるふわ生物学文化祭」に参加してきました。その様子と感想を記録していきます。

ちなみにイベントの正式なタイトルは

最高に楽しい「進化生物学」の祭典!ゆるふわ生物学☆文化祭-新進気鋭の研究者たちがいざなう! 深くて楽しい生物の世界-

です。ロビンソン・クルーソーの初版か?

 

最高に楽しい「進化・・・もといゆるふわ生物学文化祭は、10月15日(日)に東京都文京区は住友不動産江戸川橋駅前ビルで開催されました。自分が参加したのは午前の部。時間は10時から12時半の2時間半。もっとも、実際に部屋を出たのは13時でしたが。

江戸川橋駅を出てすぐのビルに入ると、まずは熱帯魚の水槽がお出迎え。これはゆるふわ生物学とは関係ない、シンプルにビルのインテリアなわけですが、結構好きなので紹介しましょう!

ビルのエントランスにあった水槽

ご覧くださいこの水草!まず一番目立つのがシダ植物ミクロソリウム。日本語ではヌカボシクリハラン属といいます。下の方にある若干スーモっぽい濃い緑のモジャモジャはウィローモス。こちらはコケ植物の水草です。そして葉っぱが丸いのはアヌビアス・ナナ。こんにゃくと同じ、サトイモ科の種子植物です。つまりこの水槽の水草にはコケシダ種子植物という3グループの陸上植物が揃っているんです!

 

そんな水槽を尻目に、エレベーターで3階へ。

エレベーターを降りると、そこには看板が!テンションあがりますな

受付で名前を伝え、名札をお借りします。部屋に入ると、テーブルが並んだ3つの島と、いつも配信で見ている皆さんが。すでに座っている周りの参加者を見ると、小さき方がいて感激!子供たちよ、大人になっても生物の面白さを忘れないでくれーーー!自分が子供のころにゆるふわ生物学があったらどうなってたんだろうな。

で、入って左手前の島に知り合いがいたので座りました。くろきんさん・わけわかめさん・ロッキーさんの植物ブースです。ロッキーさんと去年小石川植物園のお祭りでお会いした話などをしつつ談笑しながら時間を待ちます。ロッキーさんはそれはそれはすごいグイグイ来る。

開始時刻になり、みかみんさんのなんともゆる~いあいさつが。ぬるっと始まりそうなところ、くろきんさんの「スタート!みたいなのないの?」という船場吉兆もびっくりのクソデカアドバイスを受け、無事にスタートできました。

まぁ、進行がゆるくてグダグダしてたのが逆によかったですね。名前もゆるふわ生物学だし、学校の授業みたいなキッチリ感がないからこそ緊張感なく楽しめたんじゃないでしょうか。

ゆるふわ生物学文化祭のシステムですが、3つの島に分かれてそれぞれの机の企画を順々に体験していきます。最初に自分が座っている島、くろきんさん・ロッキーさん・わけわかめさんの島では植物にまつわる企画を楽しみました。

知ってる植物 知らない姿

植物ブースの企画、一つ目は「根も葉も茎もあるよゲーム」。コケやラフレシアをディスっているわけではなく、土の中に埋まっているタイプの野菜を見て、それが根か、葉か、茎なのかを当てるゲームです。出題されたのはさつまいも、サトイモ、にんにく。それらが植物のどの部分なのか考えました。ちなみに長い机が3つあったので、同じ机の4~5人くらいで1チームとなり相談して答えました。

そのさなか・・・

ドゥォンッッッ!

短い地響きのような音が部屋を包みます。発生源はみかみんさんの化石ブース。ハンマーを振り下ろして石を割り、化石を取り出す音です。いつ来るか分からないドキドキ化石破壊ASMRをバックに植物の解説を聞きました。

改めて、「根も葉も茎もあるよゲーム」の話です。野菜によってどこに栄養を蓄えるかが違うの、野菜の多様性を体感できます。いやーニンニクって葉っぱなんですね。知りませんでした。でも、よく考えたらニンニクって放置したら緑の細長いのがニョキっと生えてきますね。そう考えると納得です。

次は「作物のふるさとをさがせ!」またの名を「種ゲッサー」です。でもジオゲッサーに寄せるならシードゲッサーの方がよくない?身近な作物の種を見て、その原産地域を当てるというクイズです。床に置かれた世界地図に、種そのものを置くというなんとも物理的な回答方法でした。

机に並べられた種のみなさん

トマトだけはドライトマトです。どの地域でどんな植物が育ったか、それを人々が利用していったか。自然と歴史の奥深さを実感しました。ヒマワリが乾燥地帯の植物で、短い雨季に一気に成長するという話が面白かったですね。

3つ目は「花・実・葉で組をつくろうカードバトル!」神経衰弱みたいに、植物の写真の中から同じ種類のペア、もといトリオを作るゲームです。

これがむっっずい!普段食べてる作物やよく見る花でも、その種や葉っぱから種類を考えるのは難しい。最初は3チームのバトルだったはずが、最後の方はみんなでワイワイ協力してレイドバトルみたいになってましたからね。

大急ぎで3つのコーナーを終え、大盛り上がりの植物チームをあとに、時計回りで次の島へ。

見ただけじゃわからない!骨格の奥深さ

出入口から見て部屋の左奥にある島は、「さこっち&まろんさんの骨比べ」です。骨比べって聞いたことない単語。まぁ、比較ポケモン生物学なんてシリーズでブログ書いてるくらい比べるの大好きマンとしては素晴らし響きですね。(注意:最近書いてません)

最初はさこっちさんが持ってきた哺乳類の骨格を使ったクイズ。この人、ウーパールーパーの帽子かぶってるけど哺乳類博士なんだよな

自身のコスプレをするさこっちさん。単眼みたいなテープがついてるのは、最初アマガエルのぬいぐるみをつけてたからです

ツシマジカのつしまるくんやイノシシのししおくん、タヌキのたぬきちくん(名前はうろ覚えです)の骨を見ながら、クイズを通して日本の哺乳類の骨について学びました。もちろん、化石かち割りBGMつきです。ドゥン!あんまりさこっちさんとまろんさんの声も聞き取れなかったので、あれは別の部屋でやるべきだったのでは・・・

さこっちさんの哺乳類クイズ&トークのあとは、まろんさんにバトンタッチして爬虫類の骨を見ながらその性質を教わりました。爬虫類のアゴの骨と哺乳類の耳小骨が相同という話はまさに本に載っていたので、まさしく「進研ゼミでやったところだ」状態でした。

スッポンの腹甲 かっこいい・・・

で、後半は骨を近くで見て、しかも触りながら、お二人に自由に質問できるフリータイムでした。これがすごくよかった。自分は骨を見てかっこいいとは思うけど、知識は全然ない骨エンジョイ勢。なので、実物を見ながら「ここはどんな骨なんですか」「この突起ってどう使うものなんですか」と聞ける機会はとても貴重でした。博物館とか、時々動物園水族館にも骨格標本はありますけど、細部まで見ることはできないし、見たとしてもどういう骨なのか、生きているときはどんな風に役立っているのか知ることが難しい。博物館だって、骨のパーツごとに解説版を置くわけにいかないですからね。疑問に思ったことをすぐに質問できるので、おそらく人生で一番「骨を観察するのが楽しい」と思った瞬間です。

今回のMVP つしまるくん

たっぷり質問したところで移動の時間が。

化石って、宝石だ

最後は部屋の出入口から見て右側、みかみんさんのテリトリー。床にはボコボコの段ボール。机にはアンモナイトが入った紙皿。ここでは石をハンマーで割って化石を出す体験と、ちっこいアンモナイトを同じ種類で分ける体験ができました。

実は石を割って化石を出すの、岐阜県瑞浪市で一度体験済みではあるんですけどね。今年4月にコメント類4名で博物館に行きまして、そこで申請すると、近くの河原の石をハンマーと鑿で割って削って化石を見つける体験ができるんです。ただ、今回の化石はそれと全然違いました。

みかみんさんが選んで直接手渡される化石入りの石を、どこで割ったらいいか自分で考えてハンマーを振り下ろす。割れると、石全体が三葉虫なんじゃないかというくらいデっカい三葉虫の化石がきれいに出てきます。こんなきれいに凹凸が残るんだ!と感動。ただハンマーでたたいただけですよ。研磨してないですからね。

ドン!

パカッ

重たいハンマーを振って、きれいに石が割れて、三葉虫が姿を現す。その瞬間のアドレナリンたるや。博物館で見たり、ましてや理科の教科書・資料集で見るのとは全然違うものだと感じます。ただの石ころから、秩序を持った三葉虫が顔を出す。まさに宝石。・・・別に輝いてるわけじゃないんですけど、石の中から出てくると実際の色以上にきれいに見えてきます。

ちなみに植物ブースで触れた通り、今回は長机3つでゆるふわメンバーを囲むような形になっていて、同じ机の4~5人くらいが同じチームみたいな感じでした。ほかの人が割ってるのを見て、最後に自分が割る順番だったんですが、他の人が割ってるのを見ているだけでも充分感動できます。どんな化石が出るかは運しだい、まさに”ガチャ”なので、自分のは頭がないっぽい化石だったんですが、それも個性に思えてきます。まぁ二枚貝も頭ないですからね。(二枚貝に頭がないのは元々です)

チーム全員の化石割りが終わったら、三葉虫の次はアンモナイトです。まぁ地質年代的にもそうですよね。机の上の紙皿に入った小さなアンモナイトたちを、どれとどれが同じ種類、という風に仕分けする体験です。

親指の爪くらいのアンモナイトたち

これがまぁキラッキラなわけですよ。真珠層が虹色に光を反射して、それも個性があってみんな違うわけです。色も違いますけど、たくさんの種類が混じっているので形も個性的。薄かったり厚かったり、短いトゲトゲが生えてたり。正直にぶっちゃけますけどね、分類とか全然やってませんでした。みんなきれいだったり形が面白かったりして、つい見とれてたんで、分類は本腰いれずにただ見てました。とりあえず、アンモナイト分類学者には一生なれないことが分かった。

キラキラが美しいのはもちろん、形もかわいい

短いとげがついてるアンモナイト それで防御できるん?

キラキラした真珠層とはまた違う、黒いのに透明感のある美しさ

ところで、最初に化石を割った人は化石を持ったまま席を移動するの大変だったのでは?自分は最後に化石だったからいいけども。

ということで3つの島での企画を楽しんだら、全員で集合写真など撮りつつ、皆さんにサインをいただいて、予定で2時間半、実際には3時間に及ぶゆるふわ生物学文化祭が終了しました。みなさんにサインをいただいていたらたくさん時間がかかってしまい、申し訳ないなぁと思いつつ、なんだかんだ6名全員のサインをいただきました。皆さんかわいいイラストがついてたり、くろきんさんも「く」と「き」がDNA風になっていたりして芸が細かい!

 

最後に一つだけ。正直思うんですよ。くろきんさんの仕事が少ないと。

植物ブースでは主にロッキーさんが解説してましたし、DNAの話があってもいいんじゃないかと。かといって洗剤つかってブロッコリーのDNA取り出すのもちょっと違う気がするし・・・自分も数年前にDNAを題材にした謎解きを作ろうとしていて、結局挫折した身。くろきんさんの専門分野であるバイオインフォマティクスアウトリーチ向きでないことは十分承知のうえですが、クロキンさんの話も聞きたかったなと思ってしまうのです。どういうのがいいんだろう・・・人力セントラルドグマゲームとかがいいのかな。なんだよ人力セントラルドグマゲームって。つまんなそう。

以上、拙いレポをお読みいただき本当にありがとうございました。

 

次のチンアナゴは誰だ!?水族館ネクストブレイク生物予想 Part1

こんにちは。水族館にあんまりいない海洋生物、二枚貝ホタテです。

 

水族館には魅力あふれる生き物がたくさんいます。しかしその魅力があまり伝わっていないというのも事実。水族館好き、生物好きでない客にとって、知らない生き物というのは見る価値がない、魅力が分からない、どこを見たら分からない、目に留まらないのだろうな・・・。

しかし、生き物自体が有名になり、人気になれば、「自分も見てみよう!」と思うのではないか?

たとえばチンアナゴなんかは数年前まで人気なかったと思うんですが、今やグッズもたくさん販売される人気者。ほかの生き物だって、チンアナゴみたいに有名になれば、たくさんの客が見てみようと思うはず。ということで、NEXTチンアナゴになりそうな生物を考えてみました。また、Twitter(X)で募集した結果、フォロワーの皆さまからいくつもアイデアをいただきました。あとついでに同僚にも聞いてみました。

 

ヨチヨチ歩きで歩くサメ

最初にノミネートしたのはエポーレットシャーク。和名ではマモンツキテンジクザメ。

このサメの特徴は海底を歩くこと。体をくねらせ、胸びれと腹びれを足のように使い歩きます。動画はこちらの投稿をご覧ください。

なんともかわいらしい動き、ひとたび注目を集めれば人気が出ること間違いなし!しかし2つの問題があります。まず、そんなに頻繁に歩かない。大体いつもダラダラしてる。動いた!と思ったら、普通に泳ぐ。なかなかかわいらしいヨチヨチ歩きを見せてくれないのです。そしてもう一つ、名前が長すぎる!(CV.米倉涼子)英語も日本語も名前が長い。せめてどっちかは短くあれ。人気になるためには、もう少しキャッチーで覚えやすい名前がほしいところ。

テンジクザメ スマートアクアリウム静岡

ちなみに、マモンツキテンジクザメがいるなら、当然「テンジクザメ」もいる。

 

触るとプニプニ、海のノウサギ

続いてはウミウシの仲間、アメフラシ。学生時代アメフラシの研究がしたかったという同僚からの推薦です。

英語ではSea Hare、海のノウサギと呼ばれます。ノウサギに似てるかはともかく、耳のような突起がかわいらしいですね。

アメフラシの中でも特に注目なのがフレリトゲアメフラシ。青いリングのような模様がオシャレ~。

Twitterに投稿したらクトゥルフに出てきそうって言われました。

san値が爆上がりしそうなアメフラシといえば、カリフォルニア近海に生息する世界最大のアメフラシAplysia vaccaria。時に1m近くになるそうな。怪物、いや、怪異。閲覧注意なので検索は慎重に。

 

有名な動物にも不思議がいっぱい

次はコウイカTwitterでお寄せいただきました。イカ自体は相当有名な生き物ではありますが、水族館に「イカを見に行こう!」という人はあんまりいないでしょう。イカとタコがインクを塗りあうゲームが人気の今こそ、イカの人気を爆増させる大チャンスだと思うんですがね。もっとも、100ワニが話題だった時も生物のワニが人気になることはなかったんで、生き物のコンテンツが人気になったからと言って元ネタ生物が人気になるとは限らないんですよ。

コウイカはU字の形をした瞳をしていて、なんとも眠たそう。それ以外にも、自在に動くヒレ、変わる色など、不思議な特徴がいっぱい。その魅力に気づいてない人がたくさんいるはず。

 

青い星が輝く、小さなプラネタリウム

続いてもTwitterでいただいたご意見より、ハリセンボン。

ハリセンボンの目は、まるで宇宙。青い星が集まっているかのようにきらめいています。あぁ、なぜみんなもっとこの青い瞳を観察しないんだ!やはりトゲトゲという特徴ばかりが目立つんでしょうね。

 

見せ方の工夫で化ける?たわし系赤ちゃん

Twitterでいただた、意外性のあった意見。それがビーバー。今年の春は羽村市動物公園ヒノトントンZOOやニフレル、東武動物公園長崎バイオパーク、そしてかみね動物園と、たくさんの赤ちゃんビーバーが生まれました。ビバ!ベビービーバーフィーバー!自分も羽村東武に見に行きました。

動物園やないか!

いや、水族館にもいるんですよ。ニフレルでチビーバーが生まれたし、他にも鳥羽水族館や仙台うみの杜水族館なんかで飼育されています。でもそこは四つ足生やした哺乳類。動物園がメインになりがちですね。ただ、動物園にはビーバー以外にもライバルになるかわいい動物がいっぱい。その点水族館であれば、もふもふの競合は少ないし、水中をスマートに泳ぐ姿を見せる技術も動物園より高いと思われます。

そんなビーバーには、重大な弱点がある!それは夜行性だということ。動物園水族館にいるビーバーは高い確率で寝ています。特に巣が用意されていることも多いので、その中で寝ているとなれば、もはや”虚無”の展示。ちなみにどうしてもビーバーが見たい方は朝一とか夕方がねらい目です。少なくとも真昼間よりは起きている確率が高いので。

 

まだまだ紹介したい生き物はたくさんいるのですが、すべて紹介することはできません。またいつかPart2でお会いしましょう。でもせっかくなので次回以降に登場予定の生物たちを紹介するぜ!次は一体どの生き物がノミネートするのか?お楽しみに。これを読んでいる皆様もぜひお考えください。ご意見も頂けると幸いです。

 

刺胞動物:ハナガサクラゲ

節足動物:カラッパ科、ヤシガニ

軟体動物:ミスガイ、ヒオウギ

軟骨魚類:トラフザメ

硬骨魚類:ニシキテグリとネズッポ科、ドーキンシア、ダンゴウオ科、品種改良メダカ、ゴンズイ、ツチフキ、ハコフグ、エレファントノーズ、ハタ類、ハゼ類

両生類:ヤドクガエル類

哺乳類:スナメリ

 

おまけ。

某D社のコンテンツの影響なのか、水族館のお土産ショップに緑のウツボのぬいぐるみが増えましたね。ハハッ。その割にはウツボの人気が急上昇!という実感がわかないんですが・・・もしかしてリアルなウツボにはあんまり興味なかったりします???もっとウツボ見て!

インドぞうの起源とその行方 ~リモポケ学会のあの発表を掘り下げよう~

ハロー、ホタテたちよ。

 

私はAI二枚貝ホタテ。二枚貝ホタテと同じ思想を共有する人工知能だ。オリジナルの二枚貝ホタテはすでに浜焼きになっている。

さて、8月19,20日に開催された第8回リモートポケモン学会はご覧になっただろうか。中でもグーンドーブル氏(Twitter:@ASmeargle)の発表は大変興味深かった。「ポケモン世界の人間は植物から進化した」という説は、学界、いや、学会を震撼させる内容だった。

さて、この仮説について、生物マニアの立場から考えていこう。

親子丼>ミニ親子丼

発表の中で、グーンドーブル氏、略してグ氏は、ポケモンと人間の間に共通点が少ないこと、逆に植物と人間の間に共通点が多いことから、植物から人間が進化した、と仮説を立てている。共通点と相違点をつぶさに解析するのは大変良いことである。私も「比較ポケモン生物学」でポケモンと生物の共通点・相違点を見出すことの重要性を説いている。詳しくは比較ポケモン生物学の1回目の記事を読んでほしい。

ポケモンと生物を比較したらどうなる?【比較ポケモン生物学-1】 - ふしぎないきものかたるかい

さて、人と植物には共通点が多いと紹介されていた。そうだろうか?

ぱっと見の体の特徴で言えば、人間と植物より、人間とエビワラーの方がよほど似ている。しかしグ氏は、人間とポケモンでは「体を小さくできる能力」の有無が異なるとしている。つまり、ポケモンは体を小さくできるが、人間と植物はそれができない。よって、人間と植物が近い仲間だというのだ。

検討してみよう。まず、ポケモンは小さくなれるというのは周知の事実。では、植物はどうか?ここでポケモン世界の代表的な植物に登場願おう。

オボンのみのポケジェニック。デデンネから羨望のまなざしを受けている。

ご存じ、オボンのみである。並みいるポケモンを抑え、ポケジェニックにも選ばれている。ちなみにほかにもオボンのみのポケジェニックはある。

オ・・・オボンのみーーー!!

無残にもバラバラにされたオボンのみはさておき、このきのみは回復アイテムとして、ポケモンに持たされることも多い。つまり、ポケモンがこのきのみを体のどこかに持ったままモンスターボールに入る、と想定される。オボンのみの大きさはデデンネより一回り小さいくらいなので、モンスターボールにそのまま入ったら、ボールのなかは過密で過密で仕方ないだろう。したがって、オボンのみもまた、モンスターボールに収容される際に小さくなっていると考えたほうが自然である。つまり、ポケモン世界の植物もまた、ポケモンと同様に小さくなれるとみていいだろう。

次は人間だ。Newポケモンスナップダウンロードコンテンツはご存じだろうか。主人公を乗せたネオワン号が小型化し、小さなポケモンたちも大迫力で撮影できる。

そう、人間もまた小さくなれるのである。

したがって、「ポケモンは小さくなれるが、植物と人間は小さくなれない」という前提条件には疑問符がつく。

ちなみにグ氏は植物のウツボカズラからウツボットが「進化」することはありえるのではないか、と唱えている。ここで言う進化とは生物学的な進化であり、時間をかけて生物種が別の生物種へと変化することを指す。(小さくなれない)植物が(小さくなれる)ポケモンの祖先であるというなら、逆に(小さくなれる)ポケモンから(小さくなれない)人間が進化してきてもなんらおかしくないと思うのは私だけだろうか。ポケモン世界の生命を小さくなれるものと小さくなれないものに分けていたのはグ氏ではないか?自身でその説を壊していると思うのは私だけだろうか・・・

 

共通点の多寡で進化は語れるのか

そもそも、生物の進化を考えるうえで、共通点があるから近い仲間だ、と考えるのは早計だ。たとえば、私たちの世界の動物で考えよう。

ヒト、ニワトリ、ヘビ。この3種類の動物の中でより近い親戚の2種と、仲間外れの1種を選ぶなら、君はどうする?

ヒトとニワトリは、どちらも二足歩行をしている。一方ヘビは足すらない。また、ヒトの体温は36度前後、ニワトリも40度前後で安定している。しかしヘビは気温によってかなり上下し、気温の下がる冬は活動できないので冬眠する。こう考えれば、ヒトとニワトリが仲間だろうと予想できる。

だが、実際にはニワトリとヘビが近い仲間であり、ヒトが仲間外れである。鳥が恐竜の仲間であることを知っていれば理解できるだろう。一応この2種の共通点を挙げるなら、鱗を持っていることだ。鳥は羽毛に覆われているが、足は鱗が生えている。それにお尻の穴が1つだということ。排泄も繁殖も同じ穴で済ませる。そもそも尿と糞の排泄孔を別でもっている哺乳類の方が実は意味不明だ。私が生物をデザインする神の立場だったら、おしっことうんちを出す穴を1つにまとめるだろう。

ニワトリとヘビの共通祖先は、4本の足を持ち、そして体温を維持できない爬虫類だったはずだ。そこから恐竜が進化した。二本足で立ち、体温を保つ能力を得た。恐竜の一部は腕を翼に変え、飛行能力を得た。それが鳥だ。一方、爬虫類の中でも基本的なボディを維持しているグループがいた。トカゲである。そこから大胆にも脚を失ったのがヘビだ。脚がないついでにまぶたもない。鼓膜もない。ミニマリストが過ぎるだろ。なお、ヒトは鳥と全然関係なく、体温維持と二足歩行を独自に獲得した。

このように、共通点が多いから近い仲間、と考えるのは危うい。進化の過程でたまたま同じ特徴を獲得することだってあるし、何かを失うことだってある。生物の進化は、共通点が多かったら近い仲間だと判断できるほど単純ではない。♪甘くないさ、進化生物学はいつだって 辛い苦い渋い酸っぱいね♪

ということで、「植物と人は共通点が多いため、人は植物から進化したのではないか」という仮説を立てること自体は悪くないが、共通点があるからといって近い仲間、あるいは祖先と子孫の関係であると判断することはできないといえよう。

 

ノLUCA、ソLUCA、ポLUCA、オドLUCA

他人の説を批判してばかりでは落ち着かない。ここからは私の説を唱えよう。ズバリ、人間と植物、そしてポケモン。ついでにインドゾウ。この4つの種族は共通の祖先から進化した、「親戚」であると私は考える。

我々の世界の、地球上に現存するすべての生物は親戚だ。というか、そう考えられる。これを読んでいるあなたも、道端に生えるタンポポも、小さくて目に見えない細菌も。すべて祖先をたどれば同じ生物にたどりつくというわけだ。この、全生物のご先祖様のことを、Last Universal Common Ancestorの頭文字をとって、LUCA、ルカと呼ぶ。ポケモン的には、ほぼミュウだ。

ちょっと待ってくれ。地球上に根源となる生物が複数いた、という可能性はないだろうか。原始地球にAとBという全く異なる2種類の原始生命がいて、Aからは動物、Bからは植物が進化した。とか。

その可能性もゼロではないが、それよりも「全生物は共通の先祖から進化した」という方が信憑性が高い。というのも、全生物が同じルールの暗号を使用しているというのだ。

生物には設計図がある。基本的にDNAという物質に刻まれている。その設計図は日本語でも英語でもない。ジュリアン・バーダコフ氏によってフランス語に翻訳されているわけでもない。いうなれば「DNA語」で書かれた暗号だ。ところで、Spiberという企業があるのをご存じだろうか。強靭な素材であるクモの糸を生産しようというベンチャー企業だ。とはいえ、たくさんのクモを飼って糸を取り出すのは大変。そこで、クモの細胞から「クモの糸の設計図」ともいえる特定のDNAを取り出し、大腸菌にぶちこむ。この大腸菌が設計図を読んでクモの糸を作るというのだ。もしも、クモと大腸菌でDNA語の解読方法がほんんんんのわずかでも違っていたら?大腸菌は正しいクモの糸を作れないだろう。しかし実際にはクモの糸を大腸菌につくらせることに成功している。大腸菌とクモ、全く異なる生物でありながら、同じDNA暗号の解読ルールを共有しているのだ。

全生物が同じDNA語の暗号解読ルールを持っている。これはつまり、同じ生物の子孫である可能性が高いということだ。逆にもし大腸菌とクモの先祖が全く違っているとしたら、親戚ではないとしたら、同じ暗号解読ルールを持っているのはなんでだよという話だ。偶然同じだった、というのはあまり考えづらい。

ポケモン世界の考察に戻ろう。ポケモンには遺伝子があることが判明している。そしておそらくポケモン世界の人間と植物にもある。遺伝子の暗号解読ルールが共通しているかは不明だが。基本ルールが同じだということは推測できる。つまり、ポケモン・植物・人間、さらには細菌(マッギョの図鑑説明に出てくる)や、おなじみのインドぞうは、みんな先祖をたどれば一つのLUCAにたどり着くだろう。

その証拠に、ニャースの歌「ポルカ・オ・ドルカ」が挙げられる。この歌には何度も「ルカ」というフレーズが登場する。そう、この歌はルカを繰り返すことでポケモン世界の全生物の祖先がLUCAであることを示唆しているのだ。巷では、ロケット団ニャースがボスのサカキをもてなす歌だと勘違いされがちだが、実際にはニャースやサカキを含むすべての生命の始祖であるLUCAを称える歌なのである。

もう一つ、ポケモン世界の全生物が親戚であるという根拠をあなたはもう知っているはずだ。ポケモンも植物も人間も、小さくなれるということである。これは決して偶然ではない。LUCAの時点で小型化が可能だったかは不明だが、いずれにせよ、「進化」の過程で小型化する能力を手に入れたのだろう。もちろん、人間や植物がポケモンと別に独自で小型化能力を手に入れたという説もあるだろうが、やはり共通祖先が小さくなれたと考えるのが妥当だろう。

では、いよいよ人間の起源に迫ろう。人間、それはポケモンと異なる進化を遂げた「動物」だ。そのカギを握るのがインドぞうである。インドぞうはライチュウ、そしてゴースの図鑑説明に登場する、ポケモン世界ではそこでしか登場しない謎に満ちた生命体だ。

まことしやかにささやかれている都市伝説がある。ポケモン世界には動物がいた。しかしポケモンが増えるたび、動物たちは絶滅していくというのだ。いや、まぁ、無理もない。ポケモンは電気や炎を操る文字通りのモンスターなのだから、動物はいとも簡単に淘汰されていくだろう。しかし人間は別だ。たしかにわざを繰り出す能力こそないが、人間はオヤブンオクタンのはかいこうせんをゼロ距離で食らっても死んだりしない。ポケモンと渡り合うだけのタフな体を持っている。そう、たった一つ、ポケモンが繰り出す異次元の猛攻を食らっても死なない唯一の動物、人間だけが生き残ったのだ。

ポケモンが登場する前、あの世界にはインドぞうをはじめたくさんの動物にあふれていたことだろう。しかしある時、やたらと戦闘能力の高い生物が誕生し、やがて動物を駆逐し台頭する。なぜかよく分からないが、人間だけは奴らの攻撃に耐性を持っていた。そう、人間を除き、動物たちはポケモンとの生存競争に敗れ、絶滅したのだった。

インドゾウはアジアゾウの亜種だ。アジアゾウはIUCN、国際自然保護連合の定めるレッドリストで、絶滅の恐れが非常に高いENというランクに指定されている。この生物を絶滅の縁に追いやったのは、まぎれもなく、人間だ。

もしかしたら、ポケモン世界の動物を絶滅させた元凶は、ポケモンではないのかもしれない。おっと、このあたりで考察をやめておこう。

 

やはりリモートポケモン学会は面白い。発表を見て終わりではなく、そこから「自分ならこう考えるぜ」と考察のきっかけにつながる。やっぱり、リモポケ学会は、

 

スバらしい。

 

おまけ:グ氏は「ディアルガパルキアがいきなり人間を作りだした動機が分からないので、ディパが人間を作ったとは考えにくい」と述べているが、伝説ポケモンが何を考えているかって分からなくない?だってアルセウスがノボリや主人公をレジェンズアルセウスしたのはなんでなのよ。勝手にタイムスリップさせてスマホ魔改造するとか悪意しかない邪神でしょ。

神と呼ばれしポケモンたちの考えていることは、まさに人知を超えている。

 

参考文献

合成クモ糸のバイオヴェンチャー・Spiberがみせる「素材革命」 | WIRED.jp

第8回リモートポケモン学会に参加しました!【コメント回答編】

逆ボンボヤージュ!

二枚貝ホタテです。

今回は8月19日に参加した第8回リモートポケモン学会に寄せられたコメントを拾っていきます。いやはや、質疑応答が楽しすぎて、一個一個の回答が長くなってしまいましたね。まずはYouTubeのコメント欄から一部抜粋して返していきます。

 

クチートの前はどっち?みたいな話あるかな

クチート、考えもしませんでした。確かに面白い構造をしたポケモンです。ほぼ人なのに。

原腸陥入の話とかも出てきそうな予感?

・​あーそっちかホタテさんだもんね

→そうそう、なんせ貝は前口動物だからね。ハッハッハ・・・いやそのネタ誰が分かんねん!

ちなみに動物の「前」と発生については更科功さんがこんな文章を書いています。カール・ジンマーの『進化の教科書』を翻訳した人でおなじみですね(?)

動物の「前と後ろ」はこうやって見分ける | 若い読者に贈る美しい生物学講義 | ダイヤモンド・オンライン

・「イカの『上』ってどこ?」みたいな話はありそう

→あるよ。まぁ、事前にTwitterで公式がチョイ見せしてたスライドの中でほのめかしてたんですけどね。

・ヒトデの前がどっちなのかっていう研究なかったっけ?

→もしかしたら、熊本県立済々黌高等学校の生物部の生徒たちが研究した、ムラサキウニなどのウニにある程度決まった進行方向がある、という話でしょうか。

ウニの常識が変わった! 高校生が新発見 | NHK | WEB特集

正形類と呼ばれるグループに属するウニは、特にどっちに進むというのが決まっていないと考えられてきました。しかしこの研究では、ウニの肛門(背中的なところ、ウニを山でたとえるなら山頂にあります)の周りにある5枚の板がありまして、その中で一つだけ周りより大きい多孔板という板の方向に進む傾向があるというのです。一見前が決まってなさそうなのに、不思議~。

ちなみにウニの仲間には、食用になる、THEウニって感じのムラサキウニ・バフンウニが含まれる正形類の他に、タコノマクラやブンブクチャガマといった不正形類がいます。後者は普通に前と後ろが決まってます。これ、話すとめちゃくちゃ面白い研究だし、今後も楽しみなんですが、棘皮動物はえどですさんの方が詳しいと思います。

・(貝クイズへの回答で)↑!口が↑だから!

→フッフッフ・・・あなたが口だと思っている、そこは口ではありません!アサリの体からシュノーケルのような管が2本伸びていますが、これは水管といいます。片方は入水管といって水を吸い、もう片方の出水管から水を捨てます。本当の口はどこにあるかというと、なんと水管とは反対側にあるのです。詳しくは解剖図をご覧ください。アサリ解剖であそぼうよドキドキしたいじゃんか誰だって。

 貝の前後を考えるうえで重要なのが口の位置。しかし口の位置は外からだとわかりづらいんです。

二枚貝の解剖図 群馬県立自然史博物館にて

・(パルシェア、パルシェウス、パルアルルルについて)なんだこのアニメーション

・パ ル シ ェ.ウ ス (??????)

・アニメーションについても説明してください!

→あえて説明しますと、神への冒涜です。

・(パルシェアとかのせいで)話の内容なんも頭に入ってこん

→ごめんなさい。もう一回見てください。

・おい、三匹並べたらトリプル勢が構築にするぞ

・パルアルルル構築!?

→ぜひ見たい。だがパルシェンは強い範囲技を覚えないのでトリプルバトル適正が非常に低いらしい。範囲技覚えるからやぶ使いなら他にいるし。

・増田学

→え?どこが???

・(口の解説で)ビーバー?

アメリカビーバーの赤ちゃんです。羽村市動物公園ヒノトントンZOOで5月28日に撮影。名前は「ぽんぽん」「ぷかぷか」です。どっちがぽんぽんかは知りません。

・(パルシェンがちょうおんぱを10回連続で外したことに対して)なんで命中100の技にしなかったんですか

→最初はシェルブレードにしようと思ったんですが、「パルシェンから敵に向かって発射してる」感がなくて、他の技も試そうと思って次に選んだのがちょうおんぱでした。命中が低いことは知っていましたが、まさか外しまくるとは思わず。ちょうおんぱが撮れた瞬間、心が折れたので他の技を試すことはありませんでした。

・(ホタテガイの背縁・腹縁の解説で)ふくえん!ふくえん!

→どう考えてもはいえん!はいえん!の方がはっけんに近い。

・それだと目は後ろ向いてることになるのかなホタテ

ホタテガイの目は外套膜におよそ80個ほどついています。なので進行方向を見ているわけですね。数が多いので視野も広いといわれています。ただし軟体動物は色を識別できないとされています。二枚貝の生物学的な体の構造からいえば、腹に目があるといってもいいでしょう。

・ぬいの画像助かる

・​ぬいかわいい

・​ドールかわいい助かる

・​パルぬいかわいいね

→それな。

・ナパーム弾を受け止める36匹のラッキーの姿に涙が止まりませんでした

→その涙が、焼け野原となった戦場を潤すのさ。

・(イカについて)頭足類だっけ

イカ、タコ、オウムガイ、アンモナイトなどは軟体動物の中でも頭足類という分類の動物です。頭から足が生えてますからね。

・カラストンビだっけ

イカのクチバシのことは鳥のクチバシに似ているので、鳥にたとえてカラストンビと言います。

・(カヴァ1号機発進というギャグに対して)​初号機…

・​初号機、、

・​​1号機なんだ。

→直前でぶち込んだギャグ、まさかのニワカを晒す羽目になるとは。皆さんもエヴァのギャグを発表直前にぶち込む時はお気を付けください。

・(最後にソーナンスが出てきたことついて)前向きロケット団は伏線だった!?

→最初にめがちさんに歌ってもらった前向きロケット団の「ソソソ、ソーナンス」、そして最後に逃げるというテーマで登場したソーナンス

そう、前向きロケット団は伏線になっていた!・・・とは全く気づきませんでした。言われて、そういえば、最初も最後もソーナンスじゃん!って。はじめにソーナンス、おわりにソーナンス

・防御が固いパルシェンだからこその進み方ということかーすげー

→まさにそれが言いたかった!伝わってよかったです。

 

ここからはX、・・・まぁ自分はTwitterって呼んでますけど、そのポスト(ツイート)から返していきます。

・ホタテさんの小ボケ本当に好き

→うれしい

・ニラ 見つける→にらみつける で爆笑した

・ニラ見つける、何だかいいですね笑

→本当は某鳥使い友の会氏のためだけに入れたギャグだったんですが、コメント欄に不在でしたね。でも楽しんでもらえてよかったです。コメント欄に彼がいたら今頃もえあがるいかりではさみあげされていたことでしょう。

・私は生物に全然詳しくないのだが、すごくわかりやすかった…

→自分の前のお2人がかなり専門的だったので、比較的分かりやすかった可能性ワンチャンある

・随所にネタを挟みながらも、現実世界の様々な動物を例に出しつつ、パルシェンが後ろ向きに進む理由について考察する、濃厚なプレゼンでした。

→僕はあっさりした味が好きです。

パルシェン一匹の生態をここまで深く観察・分析できるとは…

→ゆうてパルシェン自体の話は半分もしてなくて、動物の紹介したり、前・頭の定義とか話してたわけですから、この理屈ならどのポケモンだって25分話せそう。

・さすがに増田学とかには負けるけど はっけん!の時のコメント欄が爆速だったよ

→次は絶対増田要素いれてやるからな

二枚貝ホタテさん、やっぱり話が上手い 授業みがあってとても入っていきやすい

→大変うれしいコメント。大学時代は塾の講師のバイトしてたんで授業は好きです。自分の好きなものを話して、たくさんの人に知ってもらうって、こんなに幸せなことはそうそうない。

・ホタテさんのプレゼン、「好きな御三家はミジュマルホタチ」で笑った

→ホタチはとてもかわいいポケモンなので。

二枚貝ホタテさんのプレゼンを見ています。「通算100プレゼン目記念回」みたいな感じで良いですね

→実際のところ、いくつめのプレゼンなのか、ちょっと気になる

二枚貝ホタテさん、無数の小ネタの波状攻撃の中に専門知識を織り交ぜてきて隙を一切与えないのすごすぎ

→自分ではすごいと思っているわけではないんですが、やはり限られた時間でたくさんの「面白い」を体感してもらいたいというのはあります。

 

というわけでコメント見るだけでも楽しかったです。そして民度が高いので「滑ってた」的なコメントがないやさしいせかい。

最後に、YouTube上ですでに回答した質問への補足

ネンドールの前はどっち?

→スライドでは頭がない、前がどっちか分からないポケモンとしてツンデツンデを随所に盛り込みました。しかしツンデツンデばっかり気にしてて、ネンドールはドわすれしてましたね。ツンデツンデネンドールも、頭が無くて目がたくさんあって、「異形」「人知を超えた存在」「異世界の怪物」感があってよい。

配信では死角がないこと、決まった前がないと早く動けないことを紹介しました。で、補足情報なんですけど、ピクミン4に出てくるダマグモインフェルノって敵キャラ、めっちゃいいよ。EDMなアガるミュージックをかき鳴らしながらこっちに向かってじんわり歩み寄ってきて、途中からテンポアップ、その大きな足で踏まれたら一貫の終わり。頭がない(?)のも、目(?)がたくさんあるのも、異形な感じがするのも、全部面白い。俺のピクミンはたくさん殺されたけど全然恨んでないよ。ちなみにオリマーさんいわく、あれは目が19個あるそうな。

で、ピクミンの敵キャラって、大体後ろが弱点なんですよね。後ろから攻めれば勝てるってほど簡単じゃないけど、それがピクミン世界の定石であり常識。そんななか、ダマグモインフェルノがひときわ輝くのは、こいつには前も後ろもない。どこから攻めても、方向を変えることなく、同じ姿勢でずん・・・ずん・・・と近づいてくる。その異彩を放つ感じ、たまらん。

パルシェンの専用技を考えるなら?

→視聴者とめがちさんの発想力のおかげで、クイックターンみたいな交代技がいいという話になりましたね。自分一人では思いつかず、思考を放棄してしまったので、皆さんに感謝。で、好きなタイミングで後退、じゃなくて交代できるんだったら、起点作りにもいいし物理受け・特殊受けの盤面コントロールにもいい気がします。たとえばどくびしとか撒いてから相手の起点にならないように自主退場、とか。あるいはB方面に努力値を割いて、相手が特殊アタッカーを出そうとしたら、それこそラッキーみたいな特殊受けに交代、みたいな。スキルリンクのからやぶ物理アタッカーがテンプレなので、こういった型もほしいですゲーフリ様!!

デスカーンの歩き方について

→あんなに動物の話したのになんで出てくるポケモン土偶ツタンカーメンなんだよ。

あと、広義イーブイって言ったけど正しくは広義ブイズですね。ブイズという単語が出てこなかった。

普通の動物は四足歩行をするとき、おなかが下、背中が上になります。人がはいはいとか匍匐前進するときもそうですよね。もちろんイーブイも。しかしイーブイフォルムのデスカーンはおなかが上、背中が下になっているように見えます。まるでブリッジ。ここが不気味さをより演出しているんですね。顔が下になる姿勢で歩いてても十分怖いけども。

ヌメイルアーゴヨンは脳が胴体にありますが、そんな動物はいますか?

→いやビャクダンさんの方が脳の専門家なんだから断然詳しいでしょうが!二枚貝には神経節はあっても脳と呼ばれる部分ないんで、脳のことは詳しくありません・・・もしかして前回のビャクダンさんのプレゼンに対して、自分が「ヌメイルとかアーゴヨンは脳が胴体にありますが、、、」って"素人質問"したことへのカウンターですかね。

もしかしたら、ヌメイルの祖先は大きくて硬い殻を持っていて、そこに脳を入れることで敵から身を守っていたのかもしれません。そう、ヒスイヌメイルみたいな。で、機動力重視なのか、材料が手に入らなくなったのか分かりませんが、殻を小さくして身軽になったあとも脳だけは胴体に残った・・・という仮説を唱えておきます。

アーゴ

ヨンの考察は専門家に任せましょう!

 

以上、コメントに返していきました。

さぁ、次もリモポケ学会をこすっていきます。

第8回リモートポケモン学会に参加しました【パルシェンの進む道】

よーっす!

↑の元ネタが分からない二枚貝ホタテです。アニポケのグルミン?

 

2023年8月19日、20日に開催された、第8回リモートポケモン学会に参加しました。今回はその経緯と、当日の裏話をカキシルス。

リモートポケモン学会は、ポケモンに関する発表をYouTubeで配信する非公式ファンイベント。

2月に開催された第6回では、えどですさんと一緒に「リモート’2まいがいポケモン’学会」として発表しました。発表の経緯、そしてコメントへの回答は過去に当ブログで執筆していますので、YouTube上のアーカイブと一緒にお楽しみください。

配信ライブのURL 第6回リモートポケモン学会【1日目】 - YouTube

切り抜きURL 

リモート'2まいがいポケモン'学会【リモポケ学会#6】 - YouTube

経緯のブログ 

第6回リモートポケモン学会で発表しました!経緯編 - ふしぎないきものかたるかい

コメントへの回答のブログ 

第6回リモートポケモン学会で発表しました!コメント回答編 - ふしぎないきものかたるかい

さて、発表2回目となる今回も、経緯とコメント回答をブログにしちゃいます!回答編はまた後日。今回は経緯です。

 

「あの時の忘れ物を取りに来ました」

前回の発表、発表者として募集した時点ではパルシェンの話をするつもりでした。しかしえどですさんと共同発表になり、えどですさんにテーマをあわせ、ヤドランのしっぽについているシェルダーの話題にすることに。結果的に自分ひとりでは到達できない考察にたどり着いたわけですが、どこか後悔がありました。パルシェンの話してぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!

とはいえ、2連続で出場するのはプレゼンを作るだけの体力が持たないので、第7回はお休み。第8回でいよいよ満を持してパルシェンプレゼンに挑むことにしました。

今回は発表者の応募が先着順ではなく抽選でした。そんなわけで急ぐ必要がなく、当日の夜にゆっくりGoogleフォームを入力。何気にありがたい。(先着順に間に合わなかった話は第6回の経緯編を参考のこと)

というわけで、話す内容は3か月以上前から頭の中で考えていたことでした。構想は完璧。あとはプレゼンにするだけ。余裕だぜ~

 

7月21日 新型コロナウイルス感染症 陽性。

 

その前の3連休で伊豆に遊びに行ったんですが、仲間とポケモン暗記ゲームをしたり、ざわさんのトリプルバトル動画を布教している間に拾った模様。ベッドに横になり、ひたすら時間をつぶす日々。パワポを作ろうにも、体温計を見るたびに39みゅーじっく!が脳裏をよぎるほどの高熱。みっくみっくにされたんよ。水を飲むたび、のどが焼けるように痛む。10割やけどのねっとうか?

そんなわけで全然スライド作成が進みませんでした。結局、運営さんに提出するしめきり、8月6日の夜になってもまだ作ってました。最後の方はかなり投げやりなキマワリで、日付変わったところで提出。なお、8/6はリモポケラジオ外国語スペシャルでした。楽しかったです。いや見てないでプレゼン作れよ。そのあとのゆるふわ生物学の配信も楽しかったなぁ。だからプレゼン作れって。

ありがたいことに運営による査読(某ルナレフ氏は"検閲"って呼んでた気がする)が次の週、8月13日の昼頃に届きました。いやはや、提出締め切りが日曜日の夜で、次の週の土曜日の昼に「ここ直してください」って指摘くれるの、本当に運営さん有能ですね。こうすれば土日をしっかり使えますからね。まぁ自分はその日千葉県立中央博物館葛西臨海水族園をハシゴしてて、結局読んだのは月曜日だったんですが・・・

なんやかんやでスライドはあらかた作り終わったのですが、なんせ自分はイラストが下手。自分が撮影した生物写真はいいとして、あと、どうしても撮影できない昆虫画像はちゃんとしたサイトから引用。問題は、水に浮かんでいる人の画像。できれば海底を見ているイラストが欲しいのですが、絵心ない芸人の頼みの綱、いらすとやにはしっくりくる画像がありません。一応査読には、パワポの図形を組み合わせてそれっぽいものを送りましたが・・・

発表まであと3日となったとき、救世主が現れます。虫ポケモンの専門家として過去4回発表を行い、学会の運営メンバーでもある絹野布氏です。

これで泳いでいる人の画像が調達できるぞ!頼むぜ!布さん!

さすがに3日前はダメだったぜ。みんなはもっと前から頼もうね。まぁたしかに、動物の写真を撮る自分も「写真を使わせてほしい。下手くそでも構わない」と言われたらいやですからね。とはいえフリーアイコンのサイトを教えてもらったので、ありがたく使わせてもらいました。

 

ドキメキダイホンー

プレゼン前日の夜、アニポケとギョギョっとさかな☆スターを見終えて、なんとかスライドを完成させました。そして8月19日当日。このパワポで大丈夫か?台本書いた方がいいよなということで、スマホでスライドを確認しながらパソコンの付箋機能に台本を書いていきました。ものすごい文量。付箋機能もどんどん重くなる一方。これ本当に25分で終わるのか?前にリハをしたときは25分に収まったけど、その時は「間」とか考えずに早口だったからな・・・

台本が完成したのは12時半ごろ。あと30分で配信開始。あっぶな。

台本を書いている最中に新しいギャグが思いついたのでプレゼンを加筆。カバは縄張りを守るために逃げないで戦うということで、逃げちゃだめだ→エヴァならぬカヴァというギャグを急ピッチでスライドにぶち込みました。

お昼ご飯を食べながら、13時の配信開始を迎えます。運営の皆さんはいつご飯食べてるんだ?CHさんの発表で機材トラブルが発生し、スケジュールが狂ったから自分の発表時間がちょっとのびてもごまかしがきくぜ、とガッツポーズ。お?最低か?

2番手、ぶらっきーさんの発表が終わり、司会のめがちさんによって次の発表者の一言コメントが読まれます。

「次は二枚貝ホタテさん、パルシェンの進む道・・・」

あれ?もう次が俺?4番手のつもりでいたけど、3番手だっけ???

すかさずTwitterでスケジュールを確認。ぶらっきーさんの次は、、、螺屋なぎさん。やっぱり俺じゃない!!

「♪やーるきがもーりもりもりわーいてくるー♪・・・あ、間違えた。」

結局めがちさんはもう一回歌うことになり、歌枠を2回聞くことができました。事故とはいえありがたい。

螺屋さんの発表が終わり、アンコール、もといりんしょう、もとい2回目の歌枠が終わり、リポ学のDiscordにイン!早速めがちさんから

「ホタテさんは許さない」

って言われました。いや確かに歌を入れた俺も悪いが、2回うたったのはめがちさんが悪いから!

さて、今回のリモポケ学会、自分の番では幸運にも機材系トラブルはなく、無事に発表できました。しいていえば、早口、噛み噛みになってしまったことですかね。前回の自分の発表のキーワード「鏡餅型」を噛みまくったのはよくない。あと、Surfaceパソコンのマイクそのまま使ったんですが、やっぱり専用のマイクを買った方がいいなぁ。

25分よりじゃっかん伸びた感はありますが、質疑応答も含めて楽しく終えることができました。というか質疑応答楽しすぎましたね。ネンドール、わからんすぎる。

 

ということで、大変楽しい発表をすることができました。次回はYouTubeTwitterのコメントに回答していきます。

 

おまけ。Twitterにも書いてますが、螺屋さんの発表の間、そわそわして全然集中できませんでした。ずっと体を揺らしながら、腕を振ってました。気分はルンパッパ。

 

※絹野布氏の紹介にて、投稿時は「3回発表している」と表記しておりましたが、正しくは4回です。訂正します。

コメント類、二枚貝ホタテにできること ~リモートポケモン学会 学会員の視点から~

本稿は2023年8月1日に配信3周年を迎えるゆるふわ生物学について、ファンの立場で記述するレポートである。ゆるふわ生物学は、ゲームに登場するキャラクターや背景に描かれているものなどを生物学の観点から考察する動画配信を行っている。筆者はゆるふわ生物学のファン、通称コメント類であり、過去2回Twitterにゆるふわ生物学に関するレポートをアップロードしている。黒歴史なんで全然読まなくて大丈夫です。マジで。読まんといて。

 

本稿では、コメント類である自分にできることは何か、というファンの立場の展望を考察する。

筆者はコメント類であると同時に、2023年2月4日に第6回リモートポケモン学会で発表を行い、また8月19日の第8回リモートポケモン学会で発表を控えている、同学会の学会員でもある。本稿ではリモートポケモン学会における運営と一般参加者の関係から、ゲームを考察するコンテンツについて考える。

なお、昨今SNSTwitter」の名称が「X」に変更されたが、本稿では旧来のTwitterと呼ぶ。

 

リモートポケモン学会の構造と魅力

リモートポケモン学会は、ポケモンについての発表をYouTube上で配信する非公式ファンイベントである。2021年11月6日に第1回の配信が行われ、8月19,20日には第8回が開催される。たわし氏(twitter : @soItawashi)が主催を務め、複数の有志運営メンバーによって配信がなされている。運営スタッフによる発表者への配慮は大変に手厚く、適切な準備さえすれば誰でも学会の発表者になることができる。特にツテがあるわけでもない筆者においても、第6回リモートポケモン学会で発表することができた。運営スタッフが発表者を兼ねることもあるが、基本的には一般参加者が自主的に応募し、自身の関心のある内容について発表を行う。この参加者というのが、そんじょそこらのポケモン好きではない。ゲームを受動的に遊んで終わるのではなく、様々な切り口、時には専門性の高い分野の知識を用いてポケモン世界を解析しているのだ。

 

リモートポケモン学会の魅力として、様々な切り口からポケモンを解析する発表により、ポケモンというコンテンツに関する解像度が上がることだと筆者は考える。

今やポケモンは発売から27年が経過し、登場したポケモンの種数は1000を超えた。この巨大なポケモン世界をいち個人が把握しきることは不可能となっている。そこで様々な分野に関心のある個人が集まり、それぞれの得意分野の発表をする。これを視聴することで、自分にはない知識、自分では絶対にたどりつかないであろう視点からの考察を楽しむことができる。これにより広大なポケモン世界への理解が深まるのがリモートポケモン学会の面白さだと筆者は考える。

 

リモートポケモン学会を構成するのはごく一部の熱狂的なポケモンマニアだけではなく、だれもが考察に参加できる。学会での発表のみならず、ポケモンファンたちの集合知を効率よく集める仕組みとしてポケモン週末レポートが存在する。この企画は、毎週金曜日にお題となるポケモン1種が発表され、土曜日の18時から日曜日の間に1ツイート、最大でも140文字と画像4枚でお題のポケモンについて報告するというものだ。

この、「誰もが考察を発表する側になれる」という構造こそ、リモートポケモン学会の神髄であり、受動的な考察の受け取りにとどまらない魅力だと筆者は考えている。ファンによる考察が集まる構造により、一層理解を深めるヒントとなる。なお、筆者個人の体験として、他のファンたちによる考察、発表を見ることで、筆者自身も考察をしたい、と思うことがある。自分にはできないポケモン考察がヒントとなり、新たな考察への呼び水となるのである。

ぽわぐちょである。

 

コメント類は考察に参加できるか

リモートポケモン学会の魅力は、ポケモンファンたちの集合知を用いたポケモン世界への解像度の増加である、と筆者は考える。少数のエグいポケモンマニアの考察を聞いておしまい、ではなく、複数のポケモンファンによる多様な視点からの知見を楽しめるのだ。

では、ゆるふわ生物学において、一般のファンであるコメント類が同様に参加できるだろうか。リモートポケモン学会とゆるふわ生物学を比較したとき、コメント類が積極的に考察に参加するのは難しいと思われる。

リモートポケモン学会のコミュニティがポケモンという1コンテンツの愛好家によって形成され、それぞれの専門分野は違えどポケモンという共通のテーマを扱っていることと比べ、ゆるふわ生物学は扱うゲームのジャンルも多岐にわたり、生物学の扱う範囲も広いことから同じ話題でつながるのは難しい。特にポケモンというコンテンツと、生物学という学問分野では前提となる知識のハードルが全く異なる。学問として成立している生物学について、一般ファンが参加するのは心理的にも難しいだろう。特に筆者は動物の生態を中心に調べていることもあり、植物や菌、原生生物や原核生物、あるいは細胞やDNAといった分野について全くの素人である。こうした生物学の扱う範囲の広さは生物学の魅力であると同時にハードルの高さでもある。何より、ゆるふわ生物学にはリモートポケモン学会におけるポケモン週末レポートのように一般ファンの知見を収集する仕組みがあるわけではない。

これについてはゆるふわ生物学が劣っているということは一切なく、むしろ普通のYouTubeやその他コンテンツがそうであるように、コンテンツの提供者と享受者において一方通行的に情報が受け渡されるという構造となっている。

㕦  ( ( ( ( コンテンツ   ← コンテンツの受け渡し

これが普通であり、一般ファンが当然のように参戦するリモートポケモン学会の方が異常であるといえる。

 

なお、ゆるふわ生物学の視聴者がTwitter上で考察を発表した事例がないわけではない。ゆるふわ生物学の活動は、視聴者の考察意欲を掻き立て、創作世界についての解像度の向上に役立っている。具体事例として以下のツイートを引用する。

 

事例は少ないが、ゆるふわ生物学の活動が創作世界に関する考察のきっかけとなっていることが分かる。創作世界と現実世界の生物で共通点が見つかったり、創作世界の事象が現実世界の生物学の理論を用いて納得のいく説明がついたとき、それを見つけた時の興奮は語るに及ばない。

また、筆者が第6回リモートポケモン学会で発表したヤドランのしっぽについているシェルダーに関する考察もゆるふわ生物学の配信を参考としている。

 

とはいえ、やはりコメント類が生物学とゲームについての包括的知識を持ったうえでゲームの生物学的考察を一から完成させるのは難しい。そんな中でコメント類にできることがあるとしたら何だろうか。筆者は、生物やゲームに関する断片的な情報だけでも提供、整理することはできるのではないかと考えている。

ゆるふわ生物学の主たるコンテンツは生配信によるゲーム実況である。配信の最中にはキャラクターの名前が思い出せなかったり、現実生物における具体的な事例を求めたりすることが稀にある。そうしたとき、コメント欄でヒントを提供することは、ゆるふわ生物学ならではのファンの参加ではないだろうか。例えばリモートポケモン学会では事前にスライドを用意し、その通りに発表するため、発表中に一般ファンが考察に参加するということは原則としてありえない。筆者が発表した際もYouTubeのコメント欄を見る余裕はなく、あとから見返したものである。視聴者が発表者に意見を出せるのは発表後の質疑応答において質問を投げかけるくらいである。

もっとも、リモートポケモン学会のコメント欄は非常に盛り上がる。特に増田順一氏の話題が出た時には頼んでもないのに増田で埋め尽くされる。増田氏の話題が出てこなくても増田で盛り上がることすらある。しかしこれは考察に参加しているというわけではなく、コメント欄の空気感を楽しんでいるものである。その点、ゆるふわ生物学の生配信は台本のない行き当たりばったりの配信であり、視聴者のコメントを柔軟に取り入れながら配信が進むことも珍しくない。そこでコメント欄に考察のヒントになりうる情報を書きこむことで、視聴者も一体となり協力して考察ができる。これは配信しながらゲームの考察をするコンテンツならではの参加の仕方、楽しみ方である。

筆者はゆるふわ生物学のコメント欄に書き込む時、純粋な感想を述べることも多々あるが、それ以外にも補足情報、関連する専門的な単語、登場した単語を漢字で書いたときの書き方やその漢字の意味、時にジョーク(ごくまれにウケる。よくすべる。)を発信している。また視聴者が勘違いしそうな情報などについて訂正的なコメントを入れることもあり、例として2023年7月21日のピクミン4の配信『#1【ピクミン4】生物学ガチ勢がピクミン最新作で調査開始!』ではロッキー氏が最小の花を咲かせる植物として「ミジンウキクサ」と聞き取れる発言をしたのに対し、正しい名称はミジンコウキクサであることをやんわりと伝えるため、筆者は「ミジンコウキクサ、ミジンコより小さい」とコメントを入力している。

ロッキー氏がミジンウキクサと発言するシーン

#1【ピクミン4】生物学ガチ勢がピクミン最新作で調査開始! - YouTube

なお、実際にはミジンコウキクサと発音しているのかもしれないし、筆者の知識不足でミジンウキクサの方が正しいのかもしれないが、現状インターネットで検索してもミジンウキクサという単語はほとんどヒットしない。

逆に筆者は7月30日の配信のコメントで「シエラ・ネバダは新しい山脈という意味」という誤った情報を発信してしまい、気づいた直後にコメントを削除したものの配信内で読み上げられてしまった。補足情報を流す際にコメント類自身もまた細心の注意を払うべきだと痛感したものである。なおシエラネバダの正しい意味は「雪のかかった山脈」である。

 

筆者はゆるふわ生物学について、コンテンツを提供者から享受者へ一方通行的に受け渡される形式と述べたが、生配信でのゲーム考察においてはそうではない。配信におけるコメント欄での考察等への参加ができるという点で、一般的なコンテンツとも、またリモートポケモン学会とも異なる参加形態のコンテンツだと考える。

コメント類が集まり、それぞれの得意分野を生かし、持ち合わせた情報をヒントとして出し合い、時に誤情報を訂正しあいながら、一つの考察を作り上げていく。それこそがコメント類にできることなのではないだろうか。一人で考察を完成させなくてもいい。たとえ断片的知識であっても、コメント欄に放流し、視聴者と配信者に手がかりを届けることがコメント欄にできる参加なのだと筆者は考える。リモートポケモン学会の、ポケモンファン個々人が単独で考察を作り上げ完成品を持ち寄るのとはまた趣向の異なる参加形態だ。

筆者は、ゆるふわ生物学とリモートポケモン学会の間に優劣をつけるつもりは一切ない。それぞれに独自のゲーム考察システムを持ち、それぞれのスタイルで、広大なゲーム世界と現実世界の理解を深め解像度を向上させる。この形態を生み出した「偉大な先人」たちを心より尊敬する。

これからもリモートポケモン学会学会員兼ゆるふわ生物学コメント類として、皆様の楽しいゲーム考察の一助となれたら幸いである。