たなっちょさん、そしてゆるふわ生物学に捧げる感謝

ある日のこと、私はマッチングアプリで知り合った女性と初めてのデートをしていた。26にもなって女性との交際経験もない私はろくに話を盛り上げることもできず、別れ際にLINEを交換する勇気も出せず、絶望にうちひしがれながら帰宅した。

自分の情けなさを悔いながら、推しているYouTubeチャンネル、ゆるふわ生物学の配信を眺めていた。

「お知らせ」と書かれたサムネイルを見て、まぁ、新しいグッズでも出るのかなと楽観的に考えていた。

予想に反し、配信で語られたのは、中心メンバーであるたなっちょさんの卒業だった。

 

 

たなっちょさんとの出会い(一方的な認知)

私がたなっちょさんを知ったのは、ゆるふわ生物学の配信が始まる10か月くらい前、2019年の10月。池袋にあるデカい本屋、ジュンク堂で開催されたトークイベントだった。

ウニにあんまり興味はなかったが、こういうトークイベントは新しい知見がググっと広がるのでよく行っていた。

 

その場でウニハンドブックを購入し、サインももらった。イェイ。

 

トークの中で本人のツイッターも紹介されていた。話も面白かったし、フォローしておいた。グッジョブだぞ、俺。

 

それから月日は流れ、コロナ禍となり、社会が大きく変わった。2020年8月。たなっちょさんのツイッターには、「ゆるふわ生物学」の文字が躍り出た。なんと、生物学ガチ勢がゲームをするというなんとも面白そうな内容だろう。

 

実はこの時、ひそかに注目しているコンテンツがあった。数学教師芸人タカタ先生や、数学のお兄さんこと横山明日希さんらによる「日本お笑い数学協会」だ。名前の通り、面白い数学をテーマに本を出したりYouTubeで動画を出したりしている。もともと私は数学の授業はあまり好きではなかった(成績は良かったけどね)。学校で習う数学は、面白さが足りない。本で読む数学の話は楽しい。その違いは一体何か?という問いが己の中でふつふつと湧き上がっていて、その答えを日本お笑い数学協会に求めていた気がする。

 

学校で習う勉強はつまらない。でも、学問自体は面白い。それはなぜか。その答えを追求したいと考えていたので、ゆるふわ生物学の「ゲームと生物学を組み合わせる」というテーマは、まさに科学のアウトリーチにド直球で当てはまる内容だ。

 

ゆるふわ生物学、最高!!!!!!

予想をはるかに上回るほど面白かったゆるふわ生物学。後にも先にもここまでハマるYouTuberはいないだろうな。

2021年8月1日にツイートしたけども、あらためてゆるふわ生物学のどこが面白いか、羅列していきますわ。

・ゲームの世界にいる生物はなぜ〇〇なのか?生物学的考察

・現実にも面白い生物がいるぞ 生物の紹介

・ゲームってこんなに細かく作られているんだ!

・普通に実況者として推せる。

 

また、その翌年8月1日にはレポートを書いてみたりした。

 

ゲームの世界と、生物学というアカデミックな世界がつながることは、学問の持つ難しい・つまらなというイメージを払拭することにつながる。これはサイエンスコミュニケーションの課題だ。楽しいゲーム実況に科学のエッセンスが混じることで、科学を楽しいものという印象で上書きし、身近な存在と捉えなおすことができる。

本当にいい。楽しいねぇで終わらないのがこうしたコンテンツだと思う。そんな究極コンテンツを生み出し、ここまで成長させてきたたなっちょさん、そして配信や動画に関わっているみなさんに本当に感謝したい。

そんな敬愛するゆるふわ生物学に、自分はただコメント欄にテキトーなしょうもないコメントを流すだけの存在なわけですよ。ありがたいことにたま~に配信中にコメントを紹介されたりするのはコメント類冥利に尽きる。本当にいろいろなものをゆるふわ生物学からもらったと思っています。

たなっちょさん、本当にありがとうございました。

感謝を伝える方法として適切かわかりませんが、おきにいりのシーンをいくつか挙げたい。

 

・自己紹介より前にカバとサイを間違える伝説の初回 音量が小さいので注意

www.youtube.com

 

・100円で勝とうとするやつを許すな コンビニ弁当種多様性バトル

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・ゆるくてかわいいバナナシュモクザメ くろきんさんがいるとガーティックフォンの突然変異がすごくすごい(2:22:45あたりから)

www.youtube.com

・「食らわんよ」といいながら普通に食らって死亡 モンハン・ガイアデルム戦(48:40ごろ)

www.youtube.com

 

・ゆるふわ史上最大の奇跡?ジオゲッサーにサボテンダー登場(1:46:15あたりから)

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と、お気に入りのシーンはいくつもあるんですが、改めて思うのは、生物学云々関係なく面白い配信者だっていうことです。生物学考察だけでなく純粋にゲーム配信として楽しませてもらいました。本当にありがとうございました。

自分はこれからもゆるふわ生物学を愛し、応援し、グッズが出たら購入し、イベントに行けるのであれば足を運び、そしてコメント欄でろくでもないコメントを垂れ流し続けます。

 

たなっちょさんのこれからのご活躍を心より期待しています。