古代は巨大!?パラドックスポケモンの大きさを考察後編【比較ポケモン生物学-2】

んジャカパーン!二枚貝ホタテです。

 

古代パラドックスポケモンが現代種より大型な理由を考えるため、動物が大型化する傾向を紹介しました。さぁ、いよいよ3部作の最終回。古代ポケモンが大きい理由を考察。前編・中編を読んでいること前提なので、まだ読んでない方はおさきにどうぞ

前編↓

古代は巨大!?パラドックスポケモンの大きさを考察前編【比較ポケモン生物学-2】 - ふしぎないきものかたるかい

中編↓

古代は巨大!?パラドックスポケモンの大きさを考察中編【比較ポケモン生物学-2】 - ふしぎないきものかたるかい

 

 

では早速、私の仮説を述べる。


「古代ポケモンのいた時代は太陽が活発で、豊富なエネルギーを使って大型化するポケモンがいた。その中からオーリム博士が大きくてかっこいいポケモンだけ持ってきた。」

後半部分を読んで心がざわざわしているかもしれないが、まずは前半の説明をさせてくれ。

 

ポケモンには、太陽の光が強くなることで大型化する事例がある。ナッシーだ。アローラ地方のナッシーについて、ソードの図鑑ではこう書かれている。

ギラギラと 照りつける 太陽の 光を 浴びた 結果 本来の 姿と 能力が 目覚めた。

 

太陽のエネルギーを受けて成長した長大な姿。むしろこれが本来の姿とポケモンずかんで説明されている。太陽のエネルギーは、ナッシーのようなポケモンのエネルギーになり、太陽のエネルギーが多ければ、その分ポケモンも大きくなるのだろう。ほら、ゲンシグラードンもめちゃくちゃデカいし。
え?ゲンシカイオーガ? ・・・知らない子ですねぇ。

とにかく、ナッシーを筆頭に、一部のポケモンは太陽のエネルギーを自身の成長に使い、太陽の活発化にあわせて大型化すると推測できる。

太陽が活発化すると言ったが、実は太陽には元気いっぱいな時期とあんまり元気じゃない時期がある。歴史の授業を思い出してほしい。江戸時代、何度か飢饉が発生した。暴れん坊将軍、もとい米将軍こと吉宗は囲い米という政策で飢饉に備えた。大塩平八郎は米の転売ヤーにブチぎれた(転売というか買占めだが)。江戸時代、米の不作が続いた原因として、太陽の活動が弱まったからだと考える人がいる。マウンダー極小期ダルトン極小期という太陽活動の低下した時期と重なり、光が弱かったのだ。


太陽活動がポケモンに影響する例としてレアコイルがいる。ホワイトの図鑑説明はこうだ。

太陽の 黒点が 増えると なぜか レアコイルが 多くなり テレビが きれいに 映らなくなる。

あいにく物理学や天文学は詳しくないので、各自太陽の黒点と磁力について調べ、ぜひ皆さんの手で考察していただきたい。もはや生物学の範疇ではないのでね。

ちなみに黒点は太陽の温度が低い部分だが、その周りに白斑という明るい部分が増える。黒点が多いとむしろ太陽光は強くなるらしいぞ。ということは、レアコイルもまた太陽活動が活発なほど元気になるポケモンということだろうか。

 

古代ポケモンと太陽の話に戻る。古代ポケモンの特徴、いや、特性といえば、「こだいかっせい」だ。ひざしがつよいと能力が上がる。裏を返せば、現代の通常のひざしでは本気を出せないといえる。ということは、彼らが暮らしていた環境は、今よりひざしが強かったのではないか?現代に連れてくると、顔が濡れたアンパンマンのように本気が出せず、ひざしが強くなると得意な能力1.3倍!素早さだったら1.5倍!と新しい顔をもらったアンパンマンように元気になるのではないか?もしやブーストエナジーの正体はアンパンなのではないか?オーリムの正体はバタコさんなのではないか?そしてパルデア地方ではサンドイッチ爆発学が盛んだがその正体は(ここで通信が途絶えている)

 

 

仮にくさタイプのポケモンが太陽活動の活発化に伴い大型化したとする。ナッシーと同じだ。現実世界の植物はたいして攻撃力がないのでちょっとデカくなったくらいなんてことないが、ポケモン世界ではそうともいえない。くさタイプのポケモンだって普通に顔や手足、攻撃能力を有する立派な「モンスター」だ。ならば他のポケモンはどうする?こちらも大型化して対抗だ!そう、共進化である。

ただし、古代ポケモンのいた環境ですべてのポケモンが大型化したかと問われれば、それは違う。
エネルギーが多いなら、繁殖力に力を割いたって言い。大型化の代わりに鎧を持ってもいい。速く動いて逃げるのもありだ。何も大型化だけが進化の方向性ではないはずである。だから、古代ポケモンがいた時代には、大きくないポケモンだっていたと考えるのが妥当だろう。

事実、アローラナッシーがデカいからと言って、アローラ地方の他のポケモンまで大きくなっているわけではない。ぬしはいるけどね。アローラ地方では、リージョンフォーム、つまりタイプを変更するような進化を遂げることで適応している。ガラガラについては、天敵のくさポケモンが多かったことからほのお・ゴーストタイプになったという。また、ロコンはこおり、キュウコンはこおり・フェアリータイプになっており、くさ・ドラゴンタイプのアローラナッシーに対し明らかにメタを張っている。サンド系統もディグダ系統もアローラナッシーに不利なじめん単タイプから改善されている。これも恐らくアローラナッシーへのメタだろう。イシツブテ系統は・・・まぁくさ4倍弱点じゃなくなっているので、これもアローラナッシー対策かな。


ではなぜオーリム博士が現代に運んできた古代ポケモンは大型化したものばかりなのか?

もし、博物館の恐竜展を見ている子供に「好きな恐竜をタイムマシンで運んでこれるとしたら、どの恐竜がいい?」と聞いたら、なんと返ってくるだろう。ティラノサウルスをさしおいてディロングやピノキオレックスを選ぶわけがない。子供たちが持ってきたいと答える恐竜は比較的大きめの恐竜ばかりになるだろう。オーリム博士もまた、大きく強い存在に対するあこがれと期待があり、大きいポケモンを選択的に持ってくるという行動につながったのではないだろうか。
オーリム博士は古代ポケモンに心酔し、冷静な判断力を失っていたことは明らかだ。そんな彼女が苦心の末、ついに古代ポケモンを現代に持ってくる技術を開発した時、真っ先に持ってくるのは、現代と同じような普通サイズのポケモンだろうか。それとも小さいポケモンだろうか。否、デカいポケモンだ!

 

ところで、前回のブログを読んだ方はベルクマンの法則を覚えているだろうか。体内で熱を作る動物は、寒い地域だと大型化し、熱を保つ。逆に言えば、暖かい地域で体を大きくしてしまうと、熱がこもってオーバーヒートしてしまう。C2段階ダウンは痛いからしろいハーブでも持っておこう。とか言っている場合ではない。もし大型化するなら、強い太陽の光を受けても、気温が高くてもいいように、放熱する器官が必要なのではないか?

そこでアレンの法則だ。フェネックが大きな耳を持つように、暖かい地域の動物は体に大きな突起を持つことで、表面積を大きくして熱を逃がすことができる。

では古代ポケモンの体を見てみよう。

こだいかっせいの皆さま(ウネルミナモは公式図鑑未登録)zukan.pokemon.co.jp

 

 

 

 

 

https://zukan.pokemon.co.jp/detail/1005

デッカイ羽生えてるし、やけにビラビラしてるじゃん!アレンの法則!

https://zukan.pokemon.co.jp/detail/0988

飛びもしないくせに羽生えてんじゃん!アレンの法則!!

 

https://zukan.pokemon.co.jp/detail/0986

トゲトゲしてるうえにしっぽまで生えてんじゃん!アレンの法則!!!

https://zukan.pokemon.co.jp/detail/1007


ヒラヒラがいっぱい!アレンの法則!!!!

 

決定だわ。こいつら絶対温暖な環境出身で、体温を下げるために出っ張った部位を持ってるんでしょ。

 

失礼。取り乱しました。まとめましょう。

①古代ポケモンが生きていた時代は太陽の活動が活発だった。これにより一部のポケモンが大型化した。恐らくナッシーのような光を使って成長するポケモン、あるいは太陽の磁力と関係のあるだろう。

②大型化したポケモンに対抗するように、一部のポケモンも大型化した。

③温暖な環境で大型化した場合体内に熱がこもる。放熱のために体から突出する部位が発達した。

④オーリム博士は、大型化した古代ポケモンに魅力を感じ、タイムマシンで現代に運んできた。

⑤現代は太陽光が弱いため古代ポケモンは本気を出せないが、ひざしがつよくなると能力が開花する。

 

以上が、比較ポケモン生物学を駆使して私が導き出した結論です。

単なる仮説、というか妄想にすぎないわけですが、皆さんに面白いと感じていただければ幸いです。

 

謝辞

レアコイルの図鑑説明について、ポケモンwikiに「黒点が増えると大きくなり・・・」と書いてあったので、ナッシーとあわせて紹介しようと思いました。しかし信憑性が低いと感じ、ツイッターで図鑑説明の画像を求めたところ、みたにさん @shumitani (名前の後ろにはウサギの絵文字)に画像を提供していただきました。結果、「大きくなり」ではなく「多くなり」が正しいことが判明し、書き直すことができました。みたにさん、ご協力いただきありがとうございます。ここに感謝を述べます。

 

 

また、リユルンさん @riyulun に、ロコンはこおり・フェアリータイプではなく、こおりタイプとご指摘いただきましたので、訂正しました。ありがとうございます。キュウコンと同じこおりフェアリー複合だと思ってました。申し訳ありません。

 

 

参考文献

 

sorae.info

温暖化の科学 Q12 太陽黒点数の変化が温暖化の原因? - ココが知りたい地球温暖化 | 地球環境研究センター

ポケモンwiki レアコイル

https://wiki.xn--rckteqa2e.com/wiki/%E3%83%AC%E3%82%A2%E3%82%B3%E3%82%A4%E3%83%AB

 

古代は巨大!?パラドックスポケモンの大きさを考察中編【比較ポケモン生物学-2】

にににまままにまににままにま二枚貝ホタテです。

 

古代からやってきたパラドックスポケモンは現代の似たポケモンより大きい。その理由を生物学のエッセンスをもとに考えてみよう。という3部作の中編です。

 

そもそも、古代ポケモンは最初から大きかったのだろうか?それとも特定の環境で大型に「進化」したのだろうか。ここでいう「進化」は生物学の方の進化です。

全てのポケモンの祖先ではないかといわれているポケモン、ミュウ。その大きさはポケモンの中では小さい方だ。ということは、最初のポケモンが一番大きくて、時代が進むにつれて小さくなったというわけではなさそうだ。

では、どのような状況で動物の大型化が起きるのだろう。「こういう時に動物は大きく進化する」ときっぱり断言できるような条件は、恐らくない。動物が大型化するか否かには、地形、温度、餌、天敵、繁殖、内臓、運動など影響するものが多すぎる。とはいえ、傾向がないわけではない。動物の中には、同じ仲間でも地域によって大きさが違ったり、特定の環境で大型化したものがいる。それらを参考にしてみよう。

 

ベルクマンの法則
ベルクマンが提唱したこの法則は、ざっくり言うとこんな感じだ。
「体で熱を作る動物、寒い地域ほど大きくなりがち」
全てにおいて当てはまるわけではなく、そういう傾向がある、という程度で考えてほしい。
例としてトラを見てみよう。トラは、雪が積もるロシアから赤道直下のインドネシアまで南北に広く生息している。一種類のトラという種でも、寒いところのトラと暑い地域のトラでは大きさが違う。

福岡市動植物園のアムールトラ、ヒューイ


福岡市動植物園の解説パネルを参考にすると、ロシアや中国北部に生息するアムールトラは、最大で300kgほどになる。ちなみにライオンは最大250kgとか。ライオンを上回り、ネコ科最大の野生動物だ。一方インドネシアスマトラ島に生息するスマトラトラは、大きくても140kg。それでも十分デカいんだけど、寒い地域のアムールトラと比べて重さが半分しかない。

寒いほど体が大きくなる理由は、体温を維持するためだといわれている。熱を作る動物にとって、寒冷地で自身の熱が外に逃げないことは至上命題。せっかくエネルギーを消費して作った熱がすぐに奪われるなんて、冬に窓を開けたまま暖房をつけているようなものだ。だから寒冷地に住む哺乳類や鳥類は体温が逃げにくい。大型化もその一つとされる。

どうして大きいと冷えにくいのか考えてみよう。
ここに、立方体(小)があるとする。1辺1m、表面積は6㎡、体積は1㎥。この立体はもともと10Jの熱を持っているが、表面積1㎡あたり1Jの熱が外に逃げるとしよう。すると、10Jあったのに6Jが逃げてしまい、4Jしか残らない。
次に、辺の長さを2倍にしてみよう。立方体(大)は1辺2mだ。表面積は4倍の24㎡、体積は8倍の8㎥になる。体積が立方体(小)の8倍、つまり立方体(小)を8個くっつけたことになるので、もともと持っている熱は80Jだ。ここから24Jが外に奪われるので、56Jが立方体に残る。熱に関する条件は同じなのに、大きさを倍にしたら熱エネルギーが14倍になったではないか!
このように、立体をそのままの形で2倍の大きさにすると、表面積は4倍、体積は8倍になる。表面積もぐーんと増えるけど、それ以上に体積がぐぐーんと増えていく。動物であれば、筋肉や脂肪がめっちゃ増えるけど、外に逃げる熱はそこまで増えないという仕組みだ。

なるほど。寒い地域の動物が大きいのか!と考えるのはまだ早い。
ベルクマンの法則を説明したなら、逆ベルクマンの法則も紹介しなければならない。

逆ベルクマンの法則
ベルクマンの法則は主に哺乳類と鳥類が対象である。体内で熱を作り出す動物についての傾向だ。では、自身で熱を作らず、周りの温度と同じ体温で生きている魚や爬虫類、昆虫や貝はどうだろうか。ジンベエザメやオオアナコンダヘラクレスオオカブトにオオシャコガイ。どれも暖かい地域の生物だ。ベルクマンの法則の真逆じゃないか!このように温暖な環境に大型の生物がいることをベルクマンの法則に準えて逆ベルクマンの法則と呼ぶことがある。まぁ、ベルクマンの法則に比べると、そこまで専門用語っぽくない言葉ではあるが。

なぜ暖かい地域に大きな虫や爬虫類がいるのだろう。

温暖な地域には寒い地域よりたくさんの生き物が生きている。多様に進化した生き物の中には、大型化したものもいるし、小さいものだっている。ただ、大型化した生き物は目立つし、紹介されやすいからバイアスがかかる。実際、熱帯雨林には小さい虫が死ぬほどいる。科博地球館1階には、フォギングといって、熱帯雨林の一本の木にまるごと殺虫剤をかけ、その木にいる虫を全部集めるというえげつない調査方法で用意された昆虫標本がある。ぜひ科博に行った際は見ていただきたい。なかには大きい虫もいるけど、肉眼で見ても虫かどうかよくわからないような極小の虫の方がはるかにいっぱいいる。そう、前回のブログを思い出してほしい。大きい動物が有名だからといって、みんな大きいわけではない。大きいやつも小さいやつもたくさんいて、その中で大きいやつが目立つのだ。
とはいえ、「暖かい地域の方が大型化に適している」というなら適切だ。昆虫や爬虫類は寒さが苦手。冬は冬眠して成長できない。それに温暖な地域の方が植物もたくさん生えているから餌も豊富。だから「暖かい地域の虫は大きい」というより「寒い地域の虫は大きくなりにくい」といった方がいいかもしれない。

 

せっかくベルクマンの法則を紹介したなら、セットで語られることもある、アレも紹介しよう。アレンだけにね。

アレンの法則

アレンの法則は、寒い地域の動物ほど耳や鼻、しっぽや足が短くなる傾向のことだ。体から出っ張った突起のような部位は、表面積を大きくし、体の熱を外に逃がしやすい。例えば乾燥地に生息するフェネックは大きい耳(厳密にいえば耳介)を持っている。この耳には熱を外に逃がして体を冷やす効果がある。逆に寒い地域の動物の耳やしっぽは小さいことが多い。

埼玉県こども動物自然公園フェネック

なお、ベルクマンの法則同様、あくまで傾向というくらいでとらえてほしい。法則っていうとなんか絶対的なルールみたいな感じするよね。ベルクマンのあるある、とかでもいいと思うんだけど。いやダメか。

 

ベルクマンの法則以外にも、動物が大型化する傾向はある。例えばフォスターの法則、またの名を島嶼化。島の生物は、大型な動物ほど小さくなり、逆に小型の動物が大型化するというもので、コモドオオトカゲなんかが有名だ。Deep Sea Gigantismといって、深海生物が大型化する傾向もある。ダイオウイカとか、ダイオウグソクムシとか。生物を大型化させる要因はいくつもあって、ぶっちゃけ何が要因かよくわからない。そういう意味では、現実の生物もまた、十分に「ふしぎなふしぎないきもの」だと思う。

 

さて、今回の最後に、進化の強力な原動力、共進化に触れたい。

共進化

たとえば、ある草食動物の天敵として大型の肉食動物がいたとする。それに対し草食動物も大型化。すると今度は肉食動物もさらに大きくなり、草食動物も負けじと大型化・・・このように、複数の生物種が互いに干渉し、(擬人化するのは不適切だが)競い合ったり助け合ったりしながら進化する現象を共進化という。事実、大きな草食動物がいる環境には大きな肉食動物がいることが多い。

ただ、動物の守備・攻撃の作戦は大型化だけじゃないだろう。毒を持つ動物もいれば、鎧のような固い装甲を持つ動物、土に穴を掘る動物に、速く走る動物など・・・敵から身を守る対策も多様なのだ。それに合わせて、攻める側の特技も多様である。スーパー戦隊は敵が巨大化したら自分たちもデカいロボに乗って戦うけど、自然界では敵がデカいからといって、自分もデカくなる必要はない。ほかにも抗う方法はあり、大型化はいくつかある身を守る方法の一つにすぎない。プリキュアみたいに身一つで戦おうが、生き残れるんならそれでいいのだ。つうかプリキュアすげえな。よく戦えんなマジで。生物の世界だと毒でフィジカルの力量差を埋めることもあるし、本当は毒とか使ってるのかもしれん。

 

さて、なんやかんや、古代パラドックスポケモン大型化の謎を考察するうえで必要なピースはそろった。と思う。次回はいよいよ古代ポケモン大型化の謎に迫ります。カギを握っているのは、このポケモンだ!

 

ナッシー

 

 

皆さま、首を長くしてお待ちください。そう、アローラナッシーのようにね。

 

参考文献・引用:

北海道大学CoSTEPサイエンスライターズ『シンカのかたち 進化で読み解くふしぎな生き物』技術評論社、2007

 

 

zukan.pokemon.co.jp

古代は巨大!?パラドックスポケモンの大きさを考察前編【比較ポケモン生物学-2】

みなのもの、おはこんハロチャオ!

あなたの目玉をシェルブレード! 二枚貝ホタテです。

 

ポケットモンスター、縮めてポケモン

様々な楽しみ方があるこの巨大コンテンツ。なかには、このポケモンの世界を解析することに面白さを見出した人々がいます。

物理学、生物学、社会学、音声学、増田学など。各々の得意とする武器を使い、様々な切り口からポケモンの世界を解明して楽しんでいます。そんなポケモンマニアが集まるイベント、それがリモートポケモン学会です。ということで、3回連続でリポ学の記事ですね。開催から1か月もたったというのにまだこすります。なんなら3回シリーズでやるので、あと2回こすります。

 

第6回リモートポケモン学会2日目4番目の発表である

永夜 藤月さん @Nagaya_Tougetsu の『パラドックスポケモンの正体に迫る!』

www.youtube.com

こちらの個別アーカイブで13:30くらいのスライドにこんな記載がありました。

古代の大型化(現実世界)

現実世界でも、古生代中生代の生物は大型化していた

例:メガネウラ(世界最大の昆虫)

 

 

・・・本当に、現実世界の古代生物は大型化していたと言っていいのでしょうか?

 

私の考えはこうです。

古代の生き物には、大きいものもいたし、小さいものもいたし、普通のサイズのものもいた。ただ、大きいものが注目を集めやすかったり、インパクトが強く記憶に残りやすいといったバイアスがかかる。

 

では、絶滅した過去の生き物たちを見ていきましょう。

ポケモンSVのカギを握る存在である、ドンファン・イダイナキバ・テツノワダチ。

たかだかレベル20前後でテツノワダチに挑み、芸術的な6タテを食らったのは自分だけではないでしょう。ぴえん超えてぱおん超えてウィ・ルドン・ファー。

そんなイダイナキバにちなんで、古代のゾウのサイズを考えてみます。

大きかった?小さかった?多様な古代生物

ゴースに包まれると2秒で倒れることでおなじみインドゾウなど、現代のゾウは陸上動物最大級のデカさ。じゃあ、ゾウのご先祖様はもっと大きかった・・・とも限りません。ゾウの祖先に近いとされる古生物、モエリテリウム(メリテリウム)やフィオミアは、現代のゾウより小型です。また、進化の過程で小型化したゾウもいました。インドネシアフローレス島にいたピグミーステゴドンなどがいい例です。

古代のゾウはみんな小さかったのか?いいえ、大きいゾウもいました。

史上最大のマンモスといわれる、松花江マンモス。ミュージアムパーク茨城県自然博物館に展示されています。アフリカで発掘され「恐ろしい獣」と名付けられたデイノテリウムは、なぜかキバが下あごから首元に向かって生えています。松花江マンモスやデイノテリウムは現存するゾウよりも大型です。

当然、今のゾウと同じくらいのサイズのゾウだってたくさんいたことでしょう。

 

リポ学で永夜氏が例として出した昆虫はどうでしょう?

たしかに、史上最大の昆虫といわれるメガネウラやメガネウロプシス、パレオディクティオプテラは、今から大体3億年くらい前、古生代石炭紀という時代に生きていました。たまに間違われるのですが、恐竜が生きていた中生代とは別、もっともっと前の時代です。

昆虫は肺をもたず、気管という器官を使って呼吸しています。残念なことに体が大きいと、気管では酸素を体中に届けられないのです。しかし、石炭紀は酸素濃度が30%ほど、つまり今より高かったとされ、昆虫が大型化できたといわれています。ネットで「石炭紀 昆虫」と検索してもヒットするのは大きい虫ばかり。でも、それは昆虫が全員大型化したということではありません。Wikipediaで「Category:Pennsylvanian insects」と調べてみましょう。ペンシルバニアンっていうのは、石炭紀の後半のことです。

Category:Pennsylvanian insects - Wikipedia

2023年3月1日現在、掲載されている項目はメガネウラを含め9つ。そのひとつ、archimylacrisは2~3cmと記されています。そう、探せばいるのです。石炭紀の小さな昆虫は。

 

そもそも、古代と現代では、古代の方が長い。

ざっくりですが、仮に古代を「5億年前からスタートし、現代を抜いたもの」、現代を「最近1万年」と定義します。この時、古代は499,990,000年、現代は10,000年あるわけで、古代の期間は現代の49,999倍も長いことになります。

(定義の理由は、カンブリア紀が大体5億年前であること、人類が農業を開始したのが約1万年前とされているため。)

そんなに長ければ、多様な環境がありました。

虫にとって大型化に適した環境。魚にとって大型化に適した環境。爬虫類にとって大型化に(略)。鳥類にとって(略)。哺乳類に(略)。

長い時代があれば、多様な環境があった。多様な環境があれば、多様な生き物いた。多様な生き物がいれば、大きいやつもいた。ということです。メガネウラが飛ぶ同じ空には小さい虫も飛んでいたし、ティラノサウルスが闊歩した森にはちっちゃい恐竜もいたのです。

 

大きい生物にかかる諸々のバイアス

生物の特徴について語るとき、人気があるかどうか、本やテレビで紹介されやすいかどうか、人の記憶に残りやすいかどうか・・・など、バイアスに慎重にならないといけません。

例えば、あなたの家の近くにA,B,Cという3つの博物館があったとして、それぞれが特別展を開催するとします。

A【史上最大の恐竜がやってくる!巨大恐竜展】

B【史上最小の恐竜がやってくる!極小恐竜展】

C【普通な大きさの恐竜がやってくる!普通恐竜展】

皆さんはどれに行きたいですか?

個人的には普通恐竜展が見たいですね。普通な恐竜ってなんだよ、っていう。

ただ、一番人気なのは巨大恐竜展でしょう。だってデカい恐竜見たいじゃん。かっこよくて、強そうで、大迫力の恐竜が見たいじゃん。

巨大な生物は目を引きます。人々の感情を強く揺さぶります。人気があります。図鑑や博物館で紹介される機会が多く、目玉として大々的に扱われます。記憶に残りやすいです。

だからこそ、「〇〇の生物は大きい」とか、ついでにいうと「〇〇の生物は美しい/強い」みたいな文言は慎重に考えるべきです。

本当は小さいやつとか地味なやつもいるのでは?自分が知らないだけでは?と、一度ブレーキをかけて冷静になるべきだと思います。

 

さて、永夜氏の発表では、古代パラドックスポケモンが大型化した理由として、酸素濃度が高かったこと、そして豊富な餌を必要とした巨大ポケモン同士の競争により大型化が加速したことが原因であると推測しています。

謎に包まれた存在であるパラドックスポケモンを解明するために生物学のエッセンスを使うとは、いい着眼点ですね。素人質問で大変恐縮なのですが、巨大化の原因として、ベルクマンの法則や逆ベルクマンの法則、フォスターの法則については検証されたのでしょうか。また、酸素のほかに温室効果ガスや湿度といった要因は考えられるでしょうか。昆虫の大型化が酸素濃度の上昇に起因するためポケモンの大型化も酸素濃度の上昇に起因するとのことですが、昆虫はガス交換システムが大型化に適さないため酸素濃度が上昇したことが大型化につながったと考えられています。ポケモンのガス交換システムについて、現代の酸素濃度では大型化できない、といった先行研究などがあるのでしょうか。また、古代パラドックスポケモンはひざしがつよい時に能力が上昇するわけですが、太陽と大型化の関係についてはどのようにお考えでしょうか。。。

 

ここからは比較ポケモン生物学の出番です。

 

次回、中編では、古代パラドックスポケモンが巨大化した理由に迫るため、動物の大きさについて考えます。

お楽しみに~

 

 

おまけ

科博で開催されていた、特別展「化石ハンター展」。そこで展示されていた、とある恐竜の標本を見た親子連れがこんなことを言っていました。

子供「小さいね。」

親「まだ赤ちゃんなのかも。」

 

なぜ2人は子供だと思ったのでしょう。

 

化石ハンター展に展示されていたベロキラプトルのレプリカ

恐竜の名は、ベロキラプトル。

映画『ジュラシック・ワールド』シリーズで登場し、主人公オーウェンと一緒に行動する恐竜です。作中では、人間より大きな図体をしていますが、実際には柴犬と戦ったら負けるんじゃないかってくらい小さい恐竜。実はジュラシックワールドのベロキラプトルは大きさを盛ってるんですね。かなり。

 

私たちに強く植え付けられた、「恐竜は大きい」というイメージ。それを実感する出来事でした。

 

参考文献

ナショナル ジオグラフィック(NATIONAL GEOGRAPHIC) 日本版サイト
古代の昆虫、巨大化の謎に新説
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/4702/

 

 

第6回リモートポケモン学会で発表しました!コメント回答編

ハロー、読者。

こちら、ホタテ。


二枚貝ホタテです。

前回は第6回リモートポケモン学会、略してリポ学のプレゼンターになった経緯を適当に書きました。

今回は、YouTubeのコメント欄やツイッターでいただいた、コメントの一部をとりあげていきます。

 

①えどですさんへの質問に勝手に答えてみた

二枚貝は左右の殻の形が同じということでしたが、カキは殻の形が違うように思います。シェルダーもそうした例外に含まれる可能性はありませんか?

二枚貝の殻は左殻と右殻の2枚です。えどですさんもツイッターで説明していましたが、カキは左殻を接着剤のようにして、岩やほかの貝殻にくっついて生活します。左殻が皿、右殻が蓋みたいな位置関係になります。

えどですさんの発表と矛盾しますが、二枚貝のボディプラン、左右に(鏡に合わせたような)同じ形の殻を持つ、というのは例外がいるんですね。

実はホタテガイもこの例外にあたります。左殻は平たくて茶色、右殻は丸みを帯びていて白いです。絶滅種ですが、タカハシホタテはこの形の差が歴然です。スライドで登場した直立型の厚歯二枚貝も左殻と右殻が違う形の二枚貝です。

シェルダーはこのような例外パターンにあたるのかもしれません。というか、ホタテがモチーフの可能性は十分にあると思います。蝶番のあたりが広がっているのもホタテっぽいですし。

 

〇えどですさんはどのくらいの頻度で博物館に行きますか

僕は動物園水族館に行ってばっかりなのですが、上野の科博は気になる特別展があると、午前は科博、午後は上野動物園みたいな梯子をやります。

科博はいいぞ。今回のスライドで登場したイモガイたち、ヤキイモ・イシヤキイモ・ベニイモ・ケムリイモは地球館1階で皆さんを待っています。

オススメの楽しみ方は「科博の貝を全部見ようチャレンジ」です。これは、科博に展示されている貝を全部見るというチャレンジです。たのしいよ。

何か一つのテーマに注目して展示を見比べるのもありですね。いろんな生き物の爪だけ注目するみたいな。

2022年4月8日に撮影した科博のシロナガスクジラ



 

②ヤドラン・シェルダーについてのコメント

〇本物の貝殻を背負うヤドカリは歩くための足が2対だから少しあってる?

はさみは?

 

パルシェンがどくびし使えるのは毒を持つ貝をイメージしてるから?

可能性は高いですね。別に忍者のポケモンじゃないし。開発者の中にカキを食べてあたったことがある方がいるのかも。

 

〇螺旋だとどこかの角度で切れ目ができちゃうから、スネオヘアーみたいな概念になってるのか

〇ドット絵で螺旋は難しそう

正旋構造は、立体的に描いたとき整合性を保つのは難しくなりそうだなとは思います。

実際に描いたわけではないですが、鏡餅型と正旋の巻貝を描き比べると、鏡餅型の方が簡単だろうな。立体化も同様。

話変わりますけど、ポケモンfitってあるじゃないですか。全ポケモンを世代ごとに小さいぬいぐるみにするやつ。あれ、ムゲンダイナどうするんですかね。


③チオンジェンについてのコメント

〇チオンジェン左巻きなんだよね確か

そうなんですよ!

巻貝の8割以上が右巻きです。

正旋の場合、上から見たときに時計回りに外側・下に向かって成長するのが右巻きです。ひらがなの「の」を書くイメージですね。

尖った方を上に、そして口の部分を下、手前側に向けたとき、口の部分が向かって右側にくるのが右巻きです。

一方で左巻きも少数ながらいます。たとえばカタツムリの仲間でキセルガイという細長い貝がいます。この仲間はどれも左巻きです。

さて、ここからは妄想ですが、チオンジェンが左巻きなのは、この少数派ということに意味がある気がします。

つまり、孤独・孤立・孤軍奮闘・マジョリティへの反抗。そうした意匠が込められているのではないでしょうか。

実はカタツムリが大体右巻きであることから、右巻きのカタツムリに特化した口を持つ動物がいます。イワサキセダカヘビやカタキバゴミムシ類です。

進化を擬人化したり目的があるように書くのは不適切なんですが、左巻きのカタツムリは、「カタツムリは右巻きが多数派で、それを食べることに特化した天敵がいるので、そいつらへの反抗として左巻きが進化した」と思われます。

左巻きだと食べられにくいので生き延びやすかった、というべきですが。)

左巻きには、強いものへの反抗というメッセージがあったりして。

科博日本館のクロイワヒダリマキマイマイ

ちなみにスプラトゥーン3のタニシ店長も左巻き。ファッションリーダーとしてのカリスマ性を表現しているのかもしれません。

 

〇やっぱり木簡だから連なっていないと都合が悪いのかな。

〇つながってるという文脈が必要なのか

チオンジェンの螺旋の部分は、木簡が並んでいます。もし鏡餅型だったら表現できないですね。連なる木簡を螺旋で表現する神デザです。

 

④その他貝系ポケモンおよび貝へのコメント

イシズマイは岩を溶かし削って宿を作るという図鑑説明があるので、俺は巻貝型の方が好みだぜ!という巻貝イシズマイがいる可能性もありそう

僕と仲良くなれそうですね。巻貝好きイシズマイ

作るのは大変だぞ!鏡餅型の方が絶対ラク

 

ミジュマルのホタチもダイケンキになるころには巻貝になってる・・・

巻貝の方が武器に向いていることに気づいてしまったようですね。

ホタチ、どう考えてもリーチが短すぎるんよ。

 

貝毒は渦鞭毛藻類とかが由来になってるんやっけ

渦鞭毛藻類のこともあれば、珪藻類のこともあります。記憶喪失性貝毒なら珪藻類、マヒ性貝毒なら渦鞭毛藻類が原因です。

 

⑤配信で答えた質問への回答への補足

どうでもいいけど、今↑の文字を入力したら、「貝等への細く」って変換されました。


〇薄明の翼で、キョダイマックスラプラスには対数らせん構造があると言及されていました。見解を聞きたいです。

配信で話したように、「対数螺旋だから殻だろう」とか「対数螺旋だから巻貝だろう」というのは違うと思います。別に対数螺旋は巻貝の専売特許じゃないですからね。

それより、ポケモン世界における「殻」と「甲羅」の違いも気になるところです。たとえばカメックスはこうらポケモンですが、からをやぶる・からにこもるといったわざを覚えます。図鑑説明には、「こうらに ふんしゃこうが あって ロケットのような いきおいで つっこんでくる すごい やつだ。」とか「ピンチの ときは カラに かくれる。」とか書いてあります。どっちやねん。

我々の知る生物も、殻と甲羅の区別はあいまいで、特に定義がありません。

背中を全体的に覆う薄めの堅い組織を甲羅と呼ぶことが多いです。

貝は全員殻かというとそうでもなく、チャコウラナメクジというナメクジもいます。

ポケモン世界の殻と甲羅、本当は違いがないんじゃないですか?オリーヴさん。

我々の世界で言うナゾロジーみたいな、不正確なメディアを読んでテキトーな話してるだけなんじゃないですか?

 

ごめんなさい。キレないで。

 

それはさておき、殻と甲羅の違いについての考察、いつかこのブログで書きたいですね。

 

〇貝の入り口が尖ってる貝は、どの種類に多いんだろう?

これ、あんまり詳しく語れなかったんですが、めちゃくちゃいい質問ですね。

ヤドランについているシェルダーは、口?の部分にキバみたいな尖ったものがあって、これでしっぽにかみついています。

よく見るサザエやカタツムリには、こんな突起はないはず。でも、実は一部の巻貝には、口の部分(殻口と書いてかくこうと読みます)に突起があるんですよ。

めちゃくちゃいい貝を紹介しますね。

キバサナギガイ科のカタツムリです。大きさは数mm。ちっちゃいね。

殻口に生えているキバ状の突起は、アリなどが首を突っ込んで軟体部を食べるのを防ぐ機能があるのかなと思います。

小さくかわいらしい巻貝に、キバのような突起が生えているというギャップ、萌えますね。(個人の感想です。)

科博にシモチキバサナギガイが展示されています。みんなも「ちっちゃ!」って言いましょう。

科博日本館のシモチキバサナギガイ

 

〇生き物を今から網羅的に知れるほど好きになれるためにはどうすればいいんでしょう

この質問に、広くマメ知識が載っているような本から始めましょう、と答えました。

 

たとえば、世界地図の国の位置と名前を覚えなきゃいけない、としますよね。

早速地図を見てみると、失礼な表現ですが、全然聞いたことがない地味な国がありますよね。

そうした国の名前を覚えようとしても、特徴も思い入れもない単なる文字情報にすぎないので、覚えにくいのではないでしょうか。

そこで、先にいろんな国の情報を集めてみる。たとえば、おいしい郷土料理とか、インパクトのある祭りとか、絶景の世界遺産とか。

そうした情報があれば、「あ、〇〇って国、××って言う世界遺産がある国じゃん!」みたいに、覚えやすくなるはず。

 

生物の勉強も一緒だと思います。まずはどんな生物がいて、どんな面白い特徴があるのかを知る。

次に、その生物がどんな仲間か、分類学系統樹を調べる。

いきなり系統樹を見たって「え?単板類ってなんだよ」となるはず。でも、先に知識があれば「単板類はシーラカンスと同じ、化石として見つかっていてあとから生きているのが発見されたタイプだよな。」となるのです。

 

⑥その他、プレゼンへの感想

〇(巻貝か二枚貝かどっち?という話をさんざんしたうえで、公式が巻貝と言っているからヤドランのシェルダーはどう考えても巻貝だという流れに対して)いままでのくだりは何を思って?

ヤドランのシェルダーの正体を探るための重要なプロセスです。

もしかしたら、明確に二枚貝であるという根拠が見つかるかもしれないじゃないですか。結局見当たりませんでしたけど。

もしかしたら二枚貝かも?可能性あるな。いや、巻貝なのか?可能性あるな。今手元にある情報ではわからないから公式が言っているとおり巻貝なのだろう。ということです。科学の基本は疑うことですよ。

 

〇デザインっていうメタ的な視点も含んだ生物学的分析で興味深い

〇ほんまにうまい締め方だ

〇現実の生き物の情報も濃くて面白かったです

〇めっちゃ面白かったです

〇生物学の知識が無くても大変面白かったです!!

〇査読のときから思ってたけど、二枚貝ホタテさんの小気味よいユーモアめっちゃ好きです

〇ユーモアセンスありすぎないかこの人

〇ホタテさんのプレゼン、ツッコミが追い付かないほどのミスリードネタやすれ違いネタとためになるお話が絡み合っていてめちゃめちゃ楽しいな

ありがたいコメントです。ぶっちゃけポケモンの生物学的考察なんてものはただの自己満足でしかないんですよ。それをこんな風に楽しんでいただけて良かったです。

 

〇むずかった。ホタテさんの内容

〇情報の洪水

早口なうえにスライドにも情報(おふざけを含む)を大量に出したのでわかりづらかったかと思います。

ただ、リポ学は一回で理解できなくてもアーカイブで何度も見返せるので、今回はわかりやすさより情報量とおふざけを優先しました。残念な思いをした皆様、申し訳ありません。

 

以上、コメントへのコメント返しでした。

 

 

 

 

 

第6回リモートポケモン学会で発表しました!経緯編

ハロー、読者たちよ。

 

二枚貝ホタテです。

2月4日(土)および5日(日)に開催の

「第6回リモートポケモン学会」

通称「リモポケ学会」、略して「リポ学」に参加しました。

4日の最後、えどですさんと共同発表で、

『リモート'2まいがいポケモン'学会』というタイトルでプレゼンしました。

 

同イベント初となる共同発表です。

今回はリモポケ学会に参加した経緯、そして発表した感想綴ります。

その記録をメモ代わりに残しておきます。読みづらいかもしれませんが、まぁあくまで自己満足の記録ということで。

 

なお、共同発表になった経緯は、『リモポケラジオ第5回』の26分ごろからご視聴ください。奇跡がおきました。

 

 

①プレゼンターに応募しよう!

リポ学を知ったきっかけは覚えてません。

多分、ゆるふわ生物学のファン、通称コメント類がツイッターとかで拡散してたものと思います。

 

子供の頃から、自分の好きな生物について語るのが大好きだった自分。

まぁ、みんな好きでしょ。自分の好きなもの語るの。

 

ということで、第4回リポ学のプレゼンターに応募しました。

 

落ちました。

 

このイベントの発表者は先着順なんです。

応募フォームにテーマ概要などを、ああでもない、こうでもないと書いていたら10分くらいかかってしまい、定員の10名に入らなかったみたいです。

この時に応募したテーマは

「イモリとヤモリとエンニュート

エンニュートのモチーフとなった生物は何か、そして生物学的にポケモンを考察することの意義とリスクについて語る気でした。

 

結局この時のリポ学は参加せず、当日もコメント類に誘われて伊豆に遊びに行ってました。せめて見ろ。

第5回は大学時代のサークル関係で用事があったのでそもそも応募せず。

 

そして、第6回。

今度はパルシェンについて語りたいと思っていました。

おいエンニュートはどうした。

実をいうと、パルシェンの生態について、より深い考察ができたんですよね。

ということで応募したのは「パルシェンは貝なのか?」というテーマです。

それから数日後。

運営からツイッターのDMが送られてきました。

「残念ながら二枚貝ホタテさんは僅差でプレゼンターの枠から漏れてしまったのですが、当選者の中に近い発表内容の方がいらっしゃいまして、共同作業できる余地があるか一度お話してみたい旨をいただいております。」

 

・・・こいつ毎回応募すんの出遅れてんな。

それはさておき、奇跡的に同じような内容の発表したい方がいるではありませんか!

近い発表内容の方というのは、第2回リポ学でポケモンのリージョンフォームの生物学的考察を発表した、えどですさん。

彼は、「シェルダーは本当に2まいがいなのか?」というテーマで発表したいというのです。

驚きです。いや、運営の皆さんも、えどですさんも、全員が驚きましたよ。

別にシェルダー系統で大きなイベントがあったわけでもないし、大人気ポケモンでもありません。(自分で言ってて悲しい)

えどですさんと僕が知り合いだったわけでもありません。

それでもネタが被ったのは奇跡としか言いようがありません。

運営さんによると、11番目の応募者であるホタテが発表者から漏れ、類似した内容をえどですさんが発表するのはよくないだろう、とのことでした。いやはや、ありがとうございます。

この件で、ファイヤー使い友の会さんが、「ホタテさんがエランドの投稿をしていたから共同発表してもらうよう推した」と言っていました。(エランドはアフリカにすむウシ科のマニアックな草食動物)

エランドの写真アップしててよかった~!

 

いやエランドの写真アップしてたおかげで発表者になれることないだろ。

 

②共同発表しよう

えどですさん・公式さん・そしてホタテ。

3人のツイッターDMが動き始めました。

 

えどですさんの発表したい内容。

僕の発表したいパルシェン考察。

 

それらをさらけだします。お互い手探り。(自分で言うのもなんですが)2人ともやさしいやさしいなので、お互いに相手に合わせますよ、という感じ。

ただ、子育てでお忙しい&先に発表者に応募していたえどですさんを尊重するべきだろうと考えました。えどですさんに「俺のプレゼンに合わせて内容を変えろ」なんておかしいですからね。

ちなみにえどですさんから発表時間を折半する話をもちかけられ、「えどですさんの発表時間が減っちゃうのにいいんですか?」と聞くと、忙しいからそっちの方がいい、とのこと。

なんと幸運なことでしょうか。

 

えどですさんがシェルダーを考察するなら、僕もシェルダーを考察したい。いつかはとりかかろうと思っていた、ヤドランのしっぽについているシェルダーを、えどですさんの考察に沿った形で研究したい。

そんな思いがありました。

えどですさんの企みはざっとこんな感じ。

シェルダーのボディプランは二枚貝ではなく腕足動物に近い、一方でデザインとしては二枚貝とよくわかる、デフォルメされたフォルムだという内容。

ならばこちらも合わせましょう!

ヤドランのしっぽについているシェルダー。その生物学的考察と、デザインの考察を。

 

1月1日。その年の初めとなる特別な日、元日。

えどですさんとDiscordをつないで話して、計画を相談しました。

えどですさんが最初にシェルダーの考察。そのあとにホタテがヤドランのシェルダーの考察、という流れに決定。

さぁ、プレゼンを作ろう!

 

③ヤドランのシェルダーを考察しよう!

そんなわけで、もともと発表しようとしていたパルシェン考察は全部捨てて、ヤドランの考察を始めました。

参考にしたのは、敬愛するゆるふわ生物学chの過去の配信。

そこで語られた衝撃の事実。ヤドランのシェルダーは、実は巻いていなかったのです!

配信では、実は巻貝ではないのでは?という話に。

古生物担当のみかみんさんが、厚歯二枚貝と似ていると話していました。

なるほど。本当に巻貝ではないのかもしれない。

そこで、形態の観察や図鑑説明をチェック。それらを経て、たどりついた答え。

あんな鏡餅みたいな形の貝は見つからない。

巻貝だとも、二枚貝だとも断言できないのです。

 

ならば、共通点のある生物をたくさん見ながら、生物について語りつつ、結局は巻貝をデフォルメしたデザインであるという話にしよう。

話の途中、貝に関するポケモンたちと、そのちょっとした考察も紹介しよう。

 

そんなこんなでパワポを作ることに。しかし2人で20~30分というのは結構短い。

1人あたり15分を切る。しかし語りたいことは山ほど。泣きながら削りました。

 

神経毒の作用機序とトリカブト保険金殺人事件とゴールデンカムイの話。

キョダイマックスラプラス対数螺旋構造と数学の話。

げんしのちからに登場するホタテの考察etc...

いろいろ削りました。早口にしゃべってようやく15分に収まる程度に。

 

いやはや、共同発表はお互いの意見を共有することで、一人ではなしえない作品が作れるというメリットがありますが、代償として自分が話せる時間が短くなってしまいます。

 

結局どんな発表になったかは、発表のアーカイブをご覧ください。

 

 

発表前夜、スライドをバトンタッチする練習を実施しました。

そこで発覚したのが、自分のパワポアプリの右上に出ちゃっている我が本名!

運営の皆さまに消し方を調べていただきました。ありがとうございました。

結局Discordをつないでいた最中は治らなかったんですが、すぐに消えました。よかったです。本番では見せませんでしたが。

 

そして当日。自分は初日のトリのトリ。

自分の前のプレゼンを聞きながら、徐々に緊張感が高まります。

いよいよ、自分の前の発表が終わり、10分間の休憩時間。

息を整え、リポ学Discordに突入!

音声の確認をします。

ここで痛恨のミス。

音声確認の時は普通に話してたんですが、いざ自分の発表が始まると、気合が入ったのか前のめりになり、声もでかくなり、後で配信を聞くとけっこう大きな声になってました。せっかく休憩時間の間に運営さんが音量を調節してくれたというのに・・・ごめんなさい。

 

とはいえ、発表は大きなミスもなく、無事に終了。

貝をはじめとする生き物たちと、ヤドランのシェルダー。そして貝にまつわるたくさんのポケモンたちについて、考察し、生物とポケモンの両方に新たな「発見」を堪能していただいたと考えています。自画自賛ですみません。

 

あらためて、共同発表につきあってくださったえどですさん、運営の皆さまに感謝いたします。

そしてコメント欄やツイッターで応援してくださった視聴者の皆さまにも感謝。

ということで次回はイベント中のコメント・感想・質問について、答えていきます。

 

 

ポケモンと生物を比較したらどうなる?【比較ポケモン生物学-1】

こんにちは。

ポケモンと生き物大好き、二枚貝ホタテです。

 

この度、【比較ポケモン生物学】と題して、ポケモン考察を綴ることにしました。

 

今回は、比較ポケモン生物学とは何か?

ポケモンと生物を比べて何が分かるのか?

という話。

 

1.比較ポケモン生物学とは何か

一応、この言葉を作った者として、定義から始めましょう。

 

「私たちが暮らす世界の生物とポケモン、またはポケモンと別のポケモンの特徴を比較し、共通点・類似点・相違点を分析することで、生物について、ならびにポケモンについて考察する遊び」

 

ポケモンと生物は同じところもあるし、似ているけどちょっと違うところもあるし、全然違うところもあります。

そこを突き詰めていけば、生物についても理解が深まり、ポケモンについてもよく分かるのではないか?と考えています。

 

2.比較する意義とは?

 

ポケモンと生物の比較、の前に、まずは生物と生物の比較について語らせてください。

 

そもそも生物の研究は、生物同士の比較による分析が基礎となっています。

東洋大学生命科学生命科学助教の郡司芽久氏は、著書『キリンのひづめ、ヒトの指ーー比べてわかる生き物の進化』でこのように述べています。

生き物を理解するうえで、比較は非常に重要である。さまざまな動物たちを比較することで、動物同士の「似ている部分」と「違う部分」を明確にすることができるからだ。

(中略)

ひとつの生き物だけを見ていても、その生き物のすべてを理解することはできない。「ヒトとはいったいどんな生き物か?」を理解しようと思ったら、ヒトを調べるだけではなく、ヒト以外の動物をよく知り、比較して、「ヒトだけに見られる特徴なのか」「ヒト以外でも見られる特徴なのか」をひとつずつ整理していく必要がある。そうしてはじめて、ヒトという生き物の全体像がはっきりするのだ。

はぁ、なんて銘文なんでしょうか。

私がノーベル賞の選考委員なら即座に文学賞を授与していたことでしょう。

 

実は、生物を単体で見てもあまりよくわからないのです。

他の生物と比べることで、その生物だけが持つ固有の特徴とか、その生物の仲間の共通点とかが分かるんです。

 

また、旭山動物園の元園長として、大ブームの火付け役となった小菅正夫氏は、『<旭山動物園>革命ー夢を実現した復活プロジェクト』でこう述べています。

十八世紀を生きたフランスの博物学者であり啓蒙思想家であったビュフォンは、こんな言葉を遺している。
<人を知らんと欲すれば、まず獣を知れ。もしもこの世に動物がいなければ、私たちは自分を知る手がかりさえつかめなかっただろう>
哺乳類は、一般的に周りの関係性から自分を確立していく。つまり他者がいなければ自分がわからない。同じ種の動物だけで生きていては「自分」というものがわからないのだ。「人間とは何か」に関する答えも、ほかの動物を見て、「ああ、自分は人間なのだ」とわかり、安心する。

いやはや、なんて銘文なんでしょうか。

私がEテレの偉い人だったら、日本語であそぼで野村萬斎氏に朗読させていたことでしょう。

 

生物と人間を比較することで、人間とはどんな存在なのか、自分とは何かが分かるのです。人間はある意味で特異な生物であり、一方で、しょせんは生物の一種に過ぎないとも言えます。人間の特別な部分も、他の生き物と同じ部分も、やはり比較によって分かるのです。

 

さて、生物(人間を含む)と生物を比較することが、生物や人間についての理解を深めるカギだと分かってもらえたでしょうか。

最後に紹介するのは、ポケモン化石博物館の図録です。

ポケモン化石博物館は、生物の化石と化石ポケモンを比較するというコンセプトの企画展です。北海道の三笠市立博物館でアンモナイトを研究する傍ら、ポケモンを愛し、ポケモンから大きな影響を受けたという相場大佑氏が発案し、全国の博物館を巡回しています。

 

その図録のあとがきには、死ぬほどいい言葉が掲載されています。

この展示ではみなさんに、ポケモンの世界のカセキポケモンと私たちの世界の化石、そしてその研究を見比べてもらいました。観察と比較は科学の基礎です。どんなに偉大な発見にも、その根底には必ず丹念な観察と比較があります。この展示を通して、観察と比較の楽しみを感じていただけたらとてもうれしいです。

(中略)

それから、この展示室の外でも、この世界にはポケモンに似た生き物がいるかもしれません。ぜひ、自然を広く眺めて、様々な生き物に注目してみてほしいと思います。「この生き物は、なんだかポケモンに似てるな」と考えながら眺めてみると、今まで気が付かなかったことを発見できるかもしれません。それから、この世界の生き物のことをいろいろ知ると、ポケモンの世界もより楽しめるかもしれません。

良すぎる。

もし私がハッサクさんだったら感動のあまりドラゴーン!!と叫んでアオキさんの鼓膜をブチ破っていたところでした。

 

ポケモンと生物を比較すれば、ポケモンの世界も面白くなる。そして私たちが生きているこの世界のことも、より一層楽しめる。

だからやめられないんだ。最高なんだ。

 

ポケモンの生態は謎に包まれています。常に画面の向こう側にいる、手の届かない存在です。ある意味では、化石でしか調べられない古生物と通ずるところがあります。

ポケモンについてもっと知りたい!ポケモン好きなら、そう思うのは当然です。

そこで、生物と比べてみるのです。

 

たとえば、ポケモンAと生物Bの身体的特徴に共通点や類似点が見つかったとします。

生物Bの身体的特徴は、○○という生態に関係する、としたら?

ポケモンAについて、「生物Bと似ているということは、ポケモンAは生物Bと同じ〇〇という生態を持っている可能性が高い!」と推測できます。

 

また、ポケモンには当然「ポケモンらしさ」があります。ポケモンの特異性と言ってもいいでしょう。ポケモンらしさを知るためには、ポケモンではない何かと比べるしかありません。そこで役に立つのが生物です。

ポケモンたちにはCという特徴があり、一方で生物にはDという特徴がある。つまりCはポケモンらしさといえるだろう。ポケモンには、わざを繰り出し戦うという生態があるため、Cがポケモンの特徴になっているのではないか?逆に、生物にはDという特性があるともいえるだろう。」

みたいな。

もちろん、ポケモン同士の比較も意義深いでしょう。ポケモン同士の共通点や法則性、逆にポケモン同士で違うところが見つかるかもしれません。

 

比較ポケモン生物学の目的は、何もポケモンの考察だけではありません。

ポケモンと比べれば、生物の特徴が分かるんです。ひいては、人間とは何か、自分とはどんな存在か、この世界はどんな理によって成り立っているのかが見えてくるはず。

 

さて、概論はここまで。

次からいよいよ、具体的にポケモンと生物を比較してみます。

 

考察が美しくはまったときの感動。

生物の面白さとポケモンの奥深さ。

そういったものを、発見者の私がコッソリひとりじめしてニヤニヤするのもいいですが、ぜひとも読者と共有したいと思っています。

 

平日は普通に仕事をしていますから、投稿頻度はマボロシ島レベルになるかもしれませんが、ゆるりと頑張っていきます。

 

これから先、書いていきたいなぁと思っているラインナップです。

 

「ニャオハ立つな の生物学的 ~ニャローテの足を観察しよう~」

バッフロンって、実はバッイソンなのでは?」

「踊る!泳ぐ!武器を持つ!イタチ科ポケモン大集合」

エンニュートのモチーフはイモリです(ヤモリ)※トカゲ ただしサンショウウオ

「なんでケガニのポケモンが2種類もいるんだよ」

「殻と甲羅は何が違うの!?ホターテ、キレそう!」

「げんしのちからってすげー! ~骨とアンモとシダとホタテ~」

「ころがる ポケモン界最強火力の代償」

 

さぁ、ポケモンと生物の、

同じところ、

似ているところ、

違うところを探す、宝探しに出かけましょう!

自己紹貝 ~Shellフイントロダクション~

二枚貝ホタテと申します。

自己紹介、というか、「俺の好きなもの一覧」から始めていきます。

 

【生物が大好き】

幼少期から恐竜や虫といった動物が好き。

中学・高校では生物部に所属、ホタテガイを中心に二枚貝の殻を調べていました。

といっても、貝については全然詳しくありません。

多すぎるぞ、貝。多様すぎて全然わかりません。

 

これまで動物ばかり注目していたのですが、

最近はYouTubeの『ゆるふわ生物学チャンネル』を見ている影響で、

植物も注目しています。

 

休みの日は動物園や水族館、たまに博物館や植物園に行くのが趣味です。

サンシャイン水族館上野動物園に行くことが多いです。

 

生き物を見るのも好きですが、撮影が好き。

使っているのはNikon D500という一眼レフカメラ

レンズは、動物園だと主にナナニッパ、水族館だと40mmマクロを使っています。

 

現在、Twitter(@P_yessoensis)では毎日写真を投稿しています。

決して上手な写真ではないですが、

生き物たちの決定的な瞬間、面白い表情やポーズを撮影することを目指して精進しています。

いい写真とは何か?みたいな話もそのうち書けたらいいなぁ。

 

ポケモンも好き】

幼稚園の頃、スケッチブックにキノココの絵をたくさん描いていたのを覚えています。

子供でも描きやすい良デザですよね。

/'^'\ ←こんな顔

いや、別にキノココがすごい好きとかではないんですが。

 

1996年、ポケットモンスター赤・緑と同じ年に生まれ、ポケモンとともに育ちました。

これまでにプレイしたゲームは

ルビー・ファイアレッド・エメラルド・パール・プラチナ・ブラック・ホワイト2・ムーン・ウルトラムーン・シールド・ポルセウス・バイオレット

ポケモンピンボールルビー&サファイアポケモンダッシュ・青の救助隊・トローゼ

 

好きなポケモンは2まいがいポケモンパルシェン二枚貝なので。

あとは、タマザラシとかヌメルゴンみたいな丸っこくてかわいらしいポケモンも好きです。

 

生物好き兼ポケモン好きなので、ポケモンと生物の共通点や相違点に注目したり、モチーフになった生物を考察したりするのも好き。

今後は『比較ポケモン生物学』と題して、考察した内容をブログにしていけたらいいなと思っています。

 

【謎解きゲームも好き】

2013年1月1日深夜。

TBSで放送された「リアル脱出ゲームTV」は、衝撃の内容だった。

「ナゾ男」と名乗るテロリストが出す難問を、視聴者が解き参加する番組。

あたかも自分が、日本を救う使命を負っているかのような緊迫感。

はまった。

 

謎解きゲームの魅力は、やはり解けたときの達成感・爽快感。

解いていて美しいな、よくできているなと思う謎に出会うと最高です。

美しい謎は、それまでに出題された謎やストーリーの伏線を回収し、

解けた時の納得感がすごい。

そんな謎解きに魅せられ、たまにですが謎解きゲームをたしなんでいます。

SCRAP「謎検」準1級。

 

実をいうと、2年ほど温めている謎解きゲームを全然進められていないので、

今年の夏までには公開したい!!

 

 

以上、二枚貝ホタテの自己紹介、というか好きなものの羅列でした。