次のチンアナゴは誰だ!?水族館ネクストブレイク生物予想 Part1

こんにちは。水族館にあんまりいない海洋生物、二枚貝ホタテです。

 

水族館には魅力あふれる生き物がたくさんいます。しかしその魅力があまり伝わっていないというのも事実。水族館好き、生物好きでない客にとって、知らない生き物というのは見る価値がない、魅力が分からない、どこを見たら分からない、目に留まらないのだろうな・・・。

しかし、生き物自体が有名になり、人気になれば、「自分も見てみよう!」と思うのではないか?

たとえばチンアナゴなんかは数年前まで人気なかったと思うんですが、今やグッズもたくさん販売される人気者。ほかの生き物だって、チンアナゴみたいに有名になれば、たくさんの客が見てみようと思うはず。ということで、NEXTチンアナゴになりそうな生物を考えてみました。また、Twitter(X)で募集した結果、フォロワーの皆さまからいくつもアイデアをいただきました。あとついでに同僚にも聞いてみました。

 

ヨチヨチ歩きで歩くサメ

最初にノミネートしたのはエポーレットシャーク。和名ではマモンツキテンジクザメ。

このサメの特徴は海底を歩くこと。体をくねらせ、胸びれと腹びれを足のように使い歩きます。動画はこちらの投稿をご覧ください。

なんともかわいらしい動き、ひとたび注目を集めれば人気が出ること間違いなし!しかし2つの問題があります。まず、そんなに頻繁に歩かない。大体いつもダラダラしてる。動いた!と思ったら、普通に泳ぐ。なかなかかわいらしいヨチヨチ歩きを見せてくれないのです。そしてもう一つ、名前が長すぎる!(CV.米倉涼子)英語も日本語も名前が長い。せめてどっちかは短くあれ。人気になるためには、もう少しキャッチーで覚えやすい名前がほしいところ。

テンジクザメ スマートアクアリウム静岡

ちなみに、マモンツキテンジクザメがいるなら、当然「テンジクザメ」もいる。

 

触るとプニプニ、海のノウサギ

続いてはウミウシの仲間、アメフラシ。学生時代アメフラシの研究がしたかったという同僚からの推薦です。

英語ではSea Hare、海のノウサギと呼ばれます。ノウサギに似てるかはともかく、耳のような突起がかわいらしいですね。

アメフラシの中でも特に注目なのがフレリトゲアメフラシ。青いリングのような模様がオシャレ~。

Twitterに投稿したらクトゥルフに出てきそうって言われました。

san値が爆上がりしそうなアメフラシといえば、カリフォルニア近海に生息する世界最大のアメフラシAplysia vaccaria。時に1m近くになるそうな。怪物、いや、怪異。閲覧注意なので検索は慎重に。

 

有名な動物にも不思議がいっぱい

次はコウイカTwitterでお寄せいただきました。イカ自体は相当有名な生き物ではありますが、水族館に「イカを見に行こう!」という人はあんまりいないでしょう。イカとタコがインクを塗りあうゲームが人気の今こそ、イカの人気を爆増させる大チャンスだと思うんですがね。もっとも、100ワニが話題だった時も生物のワニが人気になることはなかったんで、生き物のコンテンツが人気になったからと言って元ネタ生物が人気になるとは限らないんですよ。

コウイカはU字の形をした瞳をしていて、なんとも眠たそう。それ以外にも、自在に動くヒレ、変わる色など、不思議な特徴がいっぱい。その魅力に気づいてない人がたくさんいるはず。

 

青い星が輝く、小さなプラネタリウム

続いてもTwitterでいただいたご意見より、ハリセンボン。

ハリセンボンの目は、まるで宇宙。青い星が集まっているかのようにきらめいています。あぁ、なぜみんなもっとこの青い瞳を観察しないんだ!やはりトゲトゲという特徴ばかりが目立つんでしょうね。

 

見せ方の工夫で化ける?たわし系赤ちゃん

Twitterでいただた、意外性のあった意見。それがビーバー。今年の春は羽村市動物公園ヒノトントンZOOやニフレル、東武動物公園長崎バイオパーク、そしてかみね動物園と、たくさんの赤ちゃんビーバーが生まれました。ビバ!ベビービーバーフィーバー!自分も羽村東武に見に行きました。

動物園やないか!

いや、水族館にもいるんですよ。ニフレルでチビーバーが生まれたし、他にも鳥羽水族館や仙台うみの杜水族館なんかで飼育されています。でもそこは四つ足生やした哺乳類。動物園がメインになりがちですね。ただ、動物園にはビーバー以外にもライバルになるかわいい動物がいっぱい。その点水族館であれば、もふもふの競合は少ないし、水中をスマートに泳ぐ姿を見せる技術も動物園より高いと思われます。

そんなビーバーには、重大な弱点がある!それは夜行性だということ。動物園水族館にいるビーバーは高い確率で寝ています。特に巣が用意されていることも多いので、その中で寝ているとなれば、もはや”虚無”の展示。ちなみにどうしてもビーバーが見たい方は朝一とか夕方がねらい目です。少なくとも真昼間よりは起きている確率が高いので。

 

まだまだ紹介したい生き物はたくさんいるのですが、すべて紹介することはできません。またいつかPart2でお会いしましょう。でもせっかくなので次回以降に登場予定の生物たちを紹介するぜ!次は一体どの生き物がノミネートするのか?お楽しみに。これを読んでいる皆様もぜひお考えください。ご意見も頂けると幸いです。

 

刺胞動物:ハナガサクラゲ

節足動物:カラッパ科、ヤシガニ

軟体動物:ミスガイ、ヒオウギ

軟骨魚類:トラフザメ

硬骨魚類:ニシキテグリとネズッポ科、ドーキンシア、ダンゴウオ科、品種改良メダカ、ゴンズイ、ツチフキ、ハコフグ、エレファントノーズ、ハタ類、ハゼ類

両生類:ヤドクガエル類

哺乳類:スナメリ

 

おまけ。

某D社のコンテンツの影響なのか、水族館のお土産ショップに緑のウツボのぬいぐるみが増えましたね。ハハッ。その割にはウツボの人気が急上昇!という実感がわかないんですが・・・もしかしてリアルなウツボにはあんまり興味なかったりします???もっとウツボ見て!