水族館のスターになりたい二枚貝ホタテです。
今日、11月11日はチンアナゴの日ですね!
さて、前に水族館のネクストブレイク生物は何か?という記事を書きました。
次のチンアナゴは誰だ!?水族館ネクストブレイク生物予想 Part1 - ふしぎないきものかたるかい
候補として
・エポーレットシャーク
・コウイカ
・ハリセンボン
・ビーバー
を紹介しました。
今回もチンアナゴみたいに人気に火が付きそうな、ネクストブレイク生物候補を挙げてきます!
光り輝く「にじいろのさかな」
トップバッターは、ドーキンシア・フィラメントーサ。
インド周辺に生息する、コイ目コイ科の淡水魚です。注目ポイントは、なんといってもきれいな鱗。
光を反射し、様々な色に輝くのです。金魚や錦鯉とも一味違う、泳ぐアートです。
さて、前回は英名エポーレットシャーク、和名マモンツキテンジクザメを紹介しました。かわいいけど、なんせ名前が憶えづらい。
そして今回紹介するのはドーキンシア・フィラメントーサ。軽く前回を超えてきましたね。インドに生息する魚で、日本語の名前なんてありません。ラテン語・ギリシャ語に由来する、科学の世界で使われる名前、学名で呼ばれます。
学名と言えば、ティラノサウルス・レックスを筆頭に、古生物は学名で呼ぶことがほとんどで、和名がありません。古生物以外にも、細菌のような微生物、そして、海外の熱帯魚や水草は、学名をそのまま使って呼ばれることが多いです。誰か!誰かいい名前つけて!
うーん・・・鱗が虹色だから、レインボーフィッシュは?と言いたいところですが、すでにレインボーフィッシュという魚は別にいるんですよね。水族館ではネオンドワーフレインボーやハーフオレンジレインボー、ポポンデッタ・フルカタなんかをたまに見ます。
おぉ、カワスイよ。どうかこの魚にイイ感じの和名を付けてみないかい?ちゃんとした淡水魚研究者と相談してさ。かわいくて、インスタ受けしそうな名前を頼む。
しましまナマズ
ゴンズイは海にすむナマズの仲間。日本近海でよくみられる普通種で、釣りでもよく釣られる魚です。毒のトゲを持ち、刺さると激痛が走ることから嫌われています。しかし大きい頭に丸い目がかわいい。トラを90度回転させたような縞模様もおしゃれ。
そんなゴンズイ、なんと、水槽に人が手を突っ込むと、はむはむしてくるんだって。かわいいね。・・・いや毒の魚の水槽に入れたら、そいつが近づいてくるとか怖くね!?
貝粉砕!怪力まんじゅう
続いてもTwitterにていただいたご意見。カニの仲間、カラッパ科です。
かわいい・・・というか、ひょうきんなカニです。丸っこい体に、大きなはさみ。恥ずかしそうに顔を隠しているようにも見え、英語でshame-faced crabと呼ばれています。インドネシアの言葉で椰子の実をクラパと言うそうで、これがカラッパの由来だとか。
体形も面白いですが、カラッパの特徴はまだあります。
カラッパの特徴は、ユーモラスな見た目だけではありません。カラッパは左右のはさみで形が違います。右のはさみは巻貝の殻の口に差し込みやすく、そのまま殻をパリパリと破砕できます。殻を割ったら、今度は左のはさみ。尖ったはさみで肉をつまんで食べるのです。
見た目とギャップのあるマッチョな必殺技。それもカラッパの魅力の一つ。
アルティメットしゃくれフィッシュ
最後も、Twitterでいただいた意見。淡水魚、エレファントノーズです。
名前のとおりゾウの鼻のような長いものが顔から出ています。
ゾウの長い鼻は、鼻と上あごが癒合して長く伸びたものですが、こちらは下あごがのびたもの。まさに究極のしゃくれ。この下あごがセンサーとしても働き、餌を探すわけです。
で、正直に言いますけど、このままエレファントノーズが本人の力で人気になれるとは思えないんですよね。なんかしらの起爆剤、てこいれが必要。自分は、キャラクター化がいいと思っています。エレファントノーズのキャラ、サンリオあたりが出してくれないかなぁ。そしたらインパクト大の見た目で一気に火がついて、魚としても大人気になるはず。
というわけで、NEXTチンアナゴ予想の話でした。
最後に、札幌に最近できた水族館、AOAO SAPPOROが、「11月11日はヘコアユの日」を推しています。おそらくは第二のチンアナゴの座を狙っているのでしょう。最近公式Twitterアカウントも動き始め、もっぱらヘコアユの話ばかり。
はたして、ヘコアユは人気生物になれるのか。はたまた、AOAOがスベって終わりなのか。今後の展開に注目です。